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極東貿易のニュース
■今後の見通し
1. 2023年3月期の業績見通し
極東貿易<8093>の2023年3月期の連結業績は厳しい事業環境が予想されるが、下記の重点施策を着実に実行することで、売上高は42,000百万円、営業利益900百万円、経常利益1,300百万円、親会社株主に帰属する当期純利益1,000百万円を見込んでいる。なお、売上高(期初予想)は2022年3月期から適用される新会計基準に準じて算定されたものである。
2. 事業セグメント別見通し
2022年4月より、報告セグメントを従来の4事業セグメントから「産業設備関連部門」「産業素材関連部門」「機械部品関連部門」の3事業セグメントへ変更した。
(1) 産業設備関連部門
売上高は13,400百万円(前年同期比6.8%増)、売上総利益3,400百万円(同15.1%増)と全体で好調に推移する見込みである。ウクライナ情勢の影響により、モスクワEVバス向けのリチウムイオン電池事業は取引停止状態となっている。また、2022年3月期に好調だった海外プラント向け設備関連事業も2023年3月期は一服感がある。コロナ禍の影響で遅延していた国内プラント向けや資源探査関連の大型設備は2023年3月期に納入予定となっており、国内向け設備事業は全体的に好調に推移する見通し。また、自動車用試験システム事業もコロナ禍の影響から回復する見込みである。
(2) 産業素材関連部門
売上高は11,800百万円(前年同期比8.5%増)、売上総利益1,900百万円(同5.8%増)と、おおむね堅調に推移する見込みである。自動車業界全体は、半導体不足などの影響から不透明な状態が続き、中国向けの塗料事業はコロナ禍の影響を受け上期は伸び悩むとしている。炭素繊維関連事業は、下期から航空機業界向けの復調が徐々に見込まれ堅調に推移することが見込まれる。
(3) 機械部品関連部門
売上高は16,800百万円(前年同期比3.2%増)、売上総利益3,600百万円(同4.3%増)としている。同社によるとさらに上振れの可能性もあるようだ。ねじ関連事業は、コロナ禍で2年ほど苦戦したが、コロナ禍前の水準にまで回復してきた。そして、2023年3月期も引き続き好調が続く見込みである。一方、ばねやぜんまいに関連した事業は、2022年3月期は車載備品用定荷重ばねの量産受注が好調であったが、2023年3月期は前期のようには伸びない見通しを立てている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水啓司)
<SI>
1. 2023年3月期の業績見通し
極東貿易<8093>の2023年3月期の連結業績は厳しい事業環境が予想されるが、下記の重点施策を着実に実行することで、売上高は42,000百万円、営業利益900百万円、経常利益1,300百万円、親会社株主に帰属する当期純利益1,000百万円を見込んでいる。なお、売上高(期初予想)は2022年3月期から適用される新会計基準に準じて算定されたものである。
2. 事業セグメント別見通し
2022年4月より、報告セグメントを従来の4事業セグメントから「産業設備関連部門」「産業素材関連部門」「機械部品関連部門」の3事業セグメントへ変更した。
(1) 産業設備関連部門
売上高は13,400百万円(前年同期比6.8%増)、売上総利益3,400百万円(同15.1%増)と全体で好調に推移する見込みである。ウクライナ情勢の影響により、モスクワEVバス向けのリチウムイオン電池事業は取引停止状態となっている。また、2022年3月期に好調だった海外プラント向け設備関連事業も2023年3月期は一服感がある。コロナ禍の影響で遅延していた国内プラント向けや資源探査関連の大型設備は2023年3月期に納入予定となっており、国内向け設備事業は全体的に好調に推移する見通し。また、自動車用試験システム事業もコロナ禍の影響から回復する見込みである。
(2) 産業素材関連部門
売上高は11,800百万円(前年同期比8.5%増)、売上総利益1,900百万円(同5.8%増)と、おおむね堅調に推移する見込みである。自動車業界全体は、半導体不足などの影響から不透明な状態が続き、中国向けの塗料事業はコロナ禍の影響を受け上期は伸び悩むとしている。炭素繊維関連事業は、下期から航空機業界向けの復調が徐々に見込まれ堅調に推移することが見込まれる。
(3) 機械部品関連部門
売上高は16,800百万円(前年同期比3.2%増)、売上総利益3,600百万円(同4.3%増)としている。同社によるとさらに上振れの可能性もあるようだ。ねじ関連事業は、コロナ禍で2年ほど苦戦したが、コロナ禍前の水準にまで回復してきた。そして、2023年3月期も引き続き好調が続く見込みである。一方、ばねやぜんまいに関連した事業は、2022年3月期は車載備品用定荷重ばねの量産受注が好調であったが、2023年3月期は前期のようには伸びない見通しを立てている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水啓司)
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