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<注目銘柄>=岩谷産、新型コロナワクチン接種関連で恩恵も
岩谷産業<8088.T>に注目したい。世界的に脱炭素への取り組みが進むなか、燃焼時に二酸化炭素を排出しないクリーンエネルギーである水素が注目されている。そのなか同社は液化水素の供給では国内におけるオンリーワン企業といってよく、水素関連銘柄のシンボルストックに位置づけられる。
2月下旬には国内初となる褐炭からの大規模CO2フリー水素サプライチェーン事業化に向けた検討を開始することを発表している。また、コロナ危機脱却の決め手となるワクチン接種を巡っては、低温管理が必要なワクチンのサプライチェーンを支えるドライアイスが重要な役割を担っており、その増産需要も見込んで、液化炭酸ガス製造工場増設の計画を従来計画の7月から5月に前倒しする方針だ。生産能力は年間8万6000トンと現在比で倍増する見通し。21年3月期の業績は営業利益段階で前の期比14%減の247億円と2ケタ減益を見込むが、LPガスの市況が改善していることから上振れる可能性も指摘されている。また、22年3月期についても増収増益基調が見込まれる。
株価は、3月4日安値の6000円割れで底値を確認。その後は下値切り上げ波動に転じているが、7000円未満は買い場と判断される。(れい)
出所:MINKABU PRESS
2月下旬には国内初となる褐炭からの大規模CO2フリー水素サプライチェーン事業化に向けた検討を開始することを発表している。また、コロナ危機脱却の決め手となるワクチン接種を巡っては、低温管理が必要なワクチンのサプライチェーンを支えるドライアイスが重要な役割を担っており、その増産需要も見込んで、液化炭酸ガス製造工場増設の計画を従来計画の7月から5月に前倒しする方針だ。生産能力は年間8万6000トンと現在比で倍増する見通し。21年3月期の業績は営業利益段階で前の期比14%減の247億円と2ケタ減益を見込むが、LPガスの市況が改善していることから上振れる可能性も指摘されている。また、22年3月期についても増収増益基調が見込まれる。
株価は、3月4日安値の6000円割れで底値を確認。その後は下値切り上げ波動に転じているが、7000円未満は買い場と判断される。(れい)
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