ニプロ反発、為替差益の計上など貢献し１５年３月期業績予想と配当予想を上方修正

　ニプロ<8086.T>が反発。１０日の取引終了後、集計中の第２四半期累計（４～９月）連結業績について、売上高を従来予想の１５５０億円から１５４５億円（前年同期比７．７％増）へ下方修正した一方、営業利益を同７８億円から７９億４０００万円（同３７．０％増）へ、純利益を同２１億５０００万円から５４億７０００万円（同２．１倍）へ上方修正したことが好感されている。売上高・営業利益はほぼ予想通りの着地となったが、円安の進行で為替差益を計上するなど営業外収益が増加したほか、投資有価証券売却益の発生などが要因としている。また、業績予想の修正に伴い、従来１３円５０銭を予定していた中間配当を１８円（前年同期１６円）にするとあわせて発表した。

ニプロの株価は１０時８分現在９２７円（△１２円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）