カナデン、上期経常を一転32％増益に上方修正・6期ぶり最高益、通期も増額、配当も2円増額

　カナデン <8081> [東証Ｐ] が10月18日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益を従来予想の16.5億円→22億円(前年同期は16.6億円)に33.3％上方修正し、一転して32.1％増益を見込み、一気に6期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなった。
　上期業績の好調に伴い、通期の連結経常利益も従来予想の45億円→48億円(前期は42.4億円)に6.7％上方修正し、増益率が6.0％増→13.1％増に拡大する見通しとなった。

　同時に、今期の上期配当を従来計画の23円→24円に増額し、下期配当も従来計画の23円→24円に増額修正した。年間配当は48円(前期は39円)となる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2024年３月期第２四半期業績予想（2023年８月29日付）につきまして、FAシステムにおける部材不足の改善や、情通・デバイスにおける産業機械、家庭用電気機器向け半導体・デバイスが順調に推移したこと、さらには円安による為替影響もあり利益面で順調に推移しましたことから、予想を上回る見通しとなりました。また、2024年３月期通期の業績予想につきましては、海外経済の減速懸念や、半導体分野を中心とした在庫調整など、不確定要素が多いものの第2四半期の業績を鑑み、2023年５月12日に公表しました当初予想数値を上記の通り修正いたしました。

　　当社は、利益配分に関する基本方針として、連結配当性向35％を基準指標に安定した配当の維持継続に努めることとしております。その基本方針に基づき、2024年３月期の業績予想を上方修正しましたことから、中間配当、期末配当を上記の通り修正いたしました。※本資料に記載の業績予想及び配当予想は、作成日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、今後様々な要因によって予想数値と異なる結果となる場合があります。