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日経225先物は11時30分時点、前日比300円高の3万4220円(+0.88%)前後で推移。寄り付きは3万3970円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万3835円)にサヤ寄せする動きにならず、やや買い先行で始まった。直後に3万3910円と下落に転じる場面もみられたものの、現物の寄り付き時には3万4310円まで上げ幅を広げた。中盤にかけて3万4000円を割り込むもショートの動きは強まらず、終盤にかけて再び切り返す動きとなった。
赤沢亮正経済財政再生相はトランプ米大統領と会談し、日本との協議が最優先だという同大統領の発言があり、日米間で協議を継続していくことを確認したと伝わった。相互関税などをめぐる軽減措置への思惑が高まるなかでショートカバーを誘う形になったようだ。指数インパクトの大きいアドバンテスト<6857>[東証P]が反発したこともセンチメントを明るくさせただろう。
ボリンジャーバンドの-1σ(3万3540円)が支持線として意識されるなかでショートを仕掛けづらくさせそうである。ただし、前日の下落に対する自律反発にとどまっており、節目の3万4500円辺りを越えられないと、次第に持ち高調整に伴うロング解消の動きに向かわせそうである。
NT倍率は先物中心限月で13.59倍に上昇。25日移動平均線(13.56倍)が支持線として機能する形で、一時13.63倍まで上昇した。ただし、アドバンテストが買われた一方で、東京エレクトロン<8035>[東証P]が下落しているため、NTロングによるスプレッド狙いの動きは強まっていない。
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