キングジム、今期経常を一転19％減益に下方修正、配当も3円減額

　キングジム <7962> が1月29日朝(08:30)に業績・配当修正を発表。19年6月期の連結経常利益を従来予想の21.1億円→17億円(前期は20.8億円)に19.4％下方修正し、一転して18.6％減益見通しとなった。
　同時に、7-12月期(上期)の連結経常利益も従来予想の6.5億円→4.3億円(前年同期は6.4億円)に33.8％下方修正し、一転して33.5％減益見通しとなった。

　業績悪化に伴い、今期の年間配当を従来計画の17円→14円(前期は17円)に減額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　（第２四半期累計業績予想）　売上高は、新製品の投入を中心とする積極的な販売活動を展開いたしましたが、文具事務用品事業の主力製品である厚型ファイルの販売減等により、当初の業績予想を下回る見込みであります。さらに、子会社における運賃の値上げと賃借料の増加が当初予想を上回ったこと等により、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益は、それぞれ当初の業績予想を下回る見込みとなりました。（通期業績予想）　下半期につきましては、当初の業績予想の達成に向けて引き続き努力してまいります。特に子会社の賃借料については、在庫の圧縮により、削減を図ってまいります。但し、上期の計画未達の要因となった厚型ファイルの販売減と運賃の値上げはある程度継続すると予想されることを考慮し、通期連結業績予想も修正することといたしました。

　　当社の配当政策は、株主の皆様への一層の利益還元と機動的な経営施策遂行のための内部留保を総合的に考慮して決定しております。　今期の配当につきましては、今回の業績予想の修正に伴い、中間配当１株当たり７円、期末配当１株当たり７円の年間配当14円に修正させていただきます。（注）この資料に記載しております業績予想等につきましては、現時点で入手可能な情報に基づき作成しており、実際の業績は今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。