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エフピコのニュース
株式会社エフピコ(本社:広島県福山市、代表取締役会長佐藤守正、以下当社)は、このたび世界初の技術となる賦形性に優れた150ミクロンから300ミクロンの超高剛性2軸延伸ポリプロピレンシート (以下新OPPシート)、およびこのシートを熱融着した1ミリから3ミリの厚さの積層OPPシート (以下新OPP積層シート)の開発に成功しました。
当社はこれら技術・製品を用い、今後新しい食品容器用途開発のみならず、モビリティ、住設関連等の 幅広い産業用途への展開を目指し事業化の検討を開始したことをお知らせいたします。
当社は、賦形性を保持する2軸延伸プラスチックシート製造の当社独自技術をベースに、既に2012年より2軸延伸ポリエチレンテレフタレートシート(OPET(R)※1)製造及び成形品の開発に世界で初めて成功、これにPETリサイクル技術を加味し、透明性と耐熱性に優れたエコOPET(R)※2を販売いたしております。今回、この2軸延伸技術を更に発展させた新OPPシートの開発に成功したものであります。
一般的に2軸延伸PPフィルムは、主に食品用軟包装資材用途として厚さ30ミクロンから50ミクロンで使用されております。今回当社が開発した新OPPシートは、150ミクロンから300ミクロンの厚さと なります。この新OPPシートは優れた透明性、耐熱性、耐寒性や耐油性のみならず、極低温から高温まで 幅広い温度域における剛性と耐衝撃性の高い物性バランスを発現しています。これらの特徴を活かして、 これまでに無い食品容器の開発が可能となります。
透明容器の素材比較
新OPP透明食品容器サンプル
また、この新OPPシートは、その特徴を生かして、食品容器以外の様々な産業分野に使用される可能性が有ります。
例えば射出成形品に貼合することで、射出成形品自体の強度を上げ、結果としてプラスチック使用量の 削減や成形品の軽量化に寄与します。また、従来のPPシートよりも高い透明性が得られることから、印刷による加飾が可能となり、塗装工程の省略にも貢献出来る製品となります。
更に、新OPPシートを熱融着し、1ミリから3ミリ程度の積層シートにする技術開発にも成功しました。 この新OPP積層シートは、高い剛性と耐衝撃性、高靱性に富み、従来のPPシートより高い透明性を保持 していることから加飾性に優れ、またアルミ並みの線膨張係数を持っており、鉄鋼板、アルミ鋼板、FRP※3、ポリカーボネートシート、CFRP※4の一部代替として、こちらもモビリティ、住設関連等の幅広い分野に応用の可能性が広がると期待されます。
PPが主素材となる製品なのでリサイクル性に富み、また塗装工程を省く事で、VOC規制にも対応 出来る環境適性の良い製品となります。
既に、自動車、住設、太陽電池、物流資材等の幅広い産業分野に於いて評価が進んでおり、当社は 2027年早々にこの新OPPシートの生産開始を目指して新工場の設計を進めております。
当社としては、これらの展開に当たり、関連産業とのアライアンスを含めたマーケティングを検討し、 今後の事業展開を進めてまいりたいと考えております。
なお、具体的な事業計画、投資内容については検討中であり、決定次第、改めてお知らせいたします。
※1 「OPET」は株式会社エフピコの登録商標です。
※2 「エコOPET」は株式会社エフピコの登録商標です。
※3 FRP:繊維強化プラスチック
※4 CFRP:炭素繊維複合材料
当社はこれら技術・製品を用い、今後新しい食品容器用途開発のみならず、モビリティ、住設関連等の 幅広い産業用途への展開を目指し事業化の検討を開始したことをお知らせいたします。
当社は、賦形性を保持する2軸延伸プラスチックシート製造の当社独自技術をベースに、既に2012年より2軸延伸ポリエチレンテレフタレートシート(OPET(R)※1)製造及び成形品の開発に世界で初めて成功、これにPETリサイクル技術を加味し、透明性と耐熱性に優れたエコOPET(R)※2を販売いたしております。今回、この2軸延伸技術を更に発展させた新OPPシートの開発に成功したものであります。
一般的に2軸延伸PPフィルムは、主に食品用軟包装資材用途として厚さ30ミクロンから50ミクロンで使用されております。今回当社が開発した新OPPシートは、150ミクロンから300ミクロンの厚さと なります。この新OPPシートは優れた透明性、耐熱性、耐寒性や耐油性のみならず、極低温から高温まで 幅広い温度域における剛性と耐衝撃性の高い物性バランスを発現しています。これらの特徴を活かして、 これまでに無い食品容器の開発が可能となります。
透明容器の素材比較
新OPP透明食品容器サンプル
また、この新OPPシートは、その特徴を生かして、食品容器以外の様々な産業分野に使用される可能性が有ります。
例えば射出成形品に貼合することで、射出成形品自体の強度を上げ、結果としてプラスチック使用量の 削減や成形品の軽量化に寄与します。また、従来のPPシートよりも高い透明性が得られることから、印刷による加飾が可能となり、塗装工程の省略にも貢献出来る製品となります。
更に、新OPPシートを熱融着し、1ミリから3ミリ程度の積層シートにする技術開発にも成功しました。 この新OPP積層シートは、高い剛性と耐衝撃性、高靱性に富み、従来のPPシートより高い透明性を保持 していることから加飾性に優れ、またアルミ並みの線膨張係数を持っており、鉄鋼板、アルミ鋼板、FRP※3、ポリカーボネートシート、CFRP※4の一部代替として、こちらもモビリティ、住設関連等の幅広い分野に応用の可能性が広がると期待されます。
PPが主素材となる製品なのでリサイクル性に富み、また塗装工程を省く事で、VOC規制にも対応 出来る環境適性の良い製品となります。
既に、自動車、住設、太陽電池、物流資材等の幅広い産業分野に於いて評価が進んでおり、当社は 2027年早々にこの新OPPシートの生産開始を目指して新工場の設計を進めております。
当社としては、これらの展開に当たり、関連産業とのアライアンスを含めたマーケティングを検討し、 今後の事業展開を進めてまいりたいと考えております。
なお、具体的な事業計画、投資内容については検討中であり、決定次第、改めてお知らせいたします。
※1 「OPET」は株式会社エフピコの登録商標です。
※2 「エコOPET」は株式会社エフピコの登録商標です。
※3 FRP:繊維強化プラスチック
※4 CFRP:炭素繊維複合材料
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