ニッピが急反発、価格改定効果などで２０年３月期営業利益予想を上方修正

　ニッピ<7932.T>が急反発し年初来高値を更新している。前週末１３日の取引終了後、２０年３月期の連結業績予想について、営業利益を１５億円から１９億５０００万円（前期比２．３倍）へ、純利益を９億円から１２億５０００万円（同７．３倍）へ上方修正したことが好感されている。

　売上高は４５０億円から４４０億円（同０．８％増）へやや下方修正したものの、コラーゲン・ケーシング事業で価格改定を順次進めていることや生産が安定的に推移していることが寄与する見通し。また、コラーゲンペプチドが健康食品用や医薬用などに好調に推移し収益が改善していることも貢献する。

　同時に、遅れていた第２四半期累計（４～９月）決算を発表しており、売上高２１９億７３００万円（前年同期比０．８％減）、営業利益１０億９０００万円（同５．５倍）だった。

出所：MINKABU PRESS