三光産業、前期経常を一転黒字に上方修正

　三光産業 <7922> [ＪＱ] が5月12日大引け後(18:00)に業績修正を発表。21年3月期の連結経常損益を従来予想の400万円の赤字→1億1500万円の黒字(前の期は800万円の赤字)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の6500万円→1億8400万円(前年同期は1億3100万円)に2.8倍増額し、一転して40.5％増益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　（3）修正の理由連結業績予想につきましては海外子会社における未達取引調整額が前期第４四半期に比べ大幅に減少したため売上、利益ともに前回発表予想を下回る見込みとなりました。親会社株主に帰属する当期純利益は為替相場が円安基調で推移したことにより、前回発表予想を上回る見込みとなりました。個別業績予想につきましては、前回予想時点では大型案件の売上総額を予想数値としておりましたが、その後大型案件の売上計上においては、売上総利益の純額表示に変更となったため低下となりましたが、営業利益については当該大型案件の売上総利益の増加、並びに販売費及び一般管理費の削減により増加の見込みとなりました。当期純利益は為替相場が円安基調で推移したことにより、前回発表予想を上回る見込みとなりました。（注）上記予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後の種々の要因により予想数値と異なる可能性があります。２．営業外収益（為替差益）の計上（1）営業外収益（為替差益）の内容2021年３月期連結累計期間におきまして、急激な為替相場の変動により、為替差益9千8百万円を営業外収益に計上しております。なお、上記の金額は、当社グループが保有する外貨建債権債務の決済および期末為替レートによる評価替で発生したものであり、今後の為替相場の状況により変動いたします。（2）今後の見通し営業外費用（為替差損）の計上による業績への影響につきましては、上記「1. 業績予想の修正」に織り込み済みです。