決算マイナス・インパクト銘柄 【東証2部・新興市場】 … 東芝、シンバイオ、シノケンＧ (8月7日発表分)

―決算で売られた銘柄！ 下落率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある東証2部・新興市場の銘柄である。株価が決算発表前日の8月6日から7日の決算発表を経て8日9時27分現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。

▲No.1　シイエムシイ <2185>
　19年9月期第3四半期累計(18年10月-19年6月)の連結経常利益は前年同期比9.0％減の14.5億円に減り、通期計画の20.4億円に対する進捗率は71.3％にとどまったものの、5年平均の58.1％を上回った。

▲No.2　フルヤ金属 <7826>
　19年6月期の連結経常利益は前の期比30.0％増の44.8億円に伸びたが、20年6月期は前期比28.2％減の32.2億円に減る見通しとなった。

▲No.3　国際計測 <7722>
　20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は2億9700万円の赤字(前年同期は2700万円の赤字)に赤字幅が拡大した。

■決算マイナス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　下落率 　発表日　決算期　経常変化率

<2185> シイエムシイ 　ＪＱ 　 -11.90 　　8/ 7　　　3Q　　　 -9.04
<7826> フルヤ金属 　　ＪＱ 　 -10.92 　　8/ 7　本決算　　　-28.19
<7722> 国際計測 　　　ＪＱ　　 -7.02 　　8/ 7　　　1Q　　　　赤拡
<1451> ＫＨＣ 　　　　東２　　 -6.09 　　8/ 7　　　1Q　　　　　－
<7760> ＩＭＶ 　　　　ＪＱ　　 -5.71 　　8/ 7　　　3Q　　　-28.17

<4582> シンバイオ 　　ＪＱ　　 -5.55 　　8/ 7　　上期　　　　赤拡
<4635> 東インキ 　　　東２　　 -5.30 　　8/ 7　　　1Q　　　-50.75
<3652> ＤＭＰ 　　　　東Ｍ　　 -4.66 　　8/ 7　　　1Q　　　　赤拡
<2901> 石垣食 　　　　ＪＱ　　 -4.24 　　8/ 7　　　1Q　　　　赤拡
<3766> システムズＤ 　ＪＱ　　 -3.89 　　8/ 7　　　1Q　　　　赤転

<7647> 音通 　　　　　東２　　 -3.70 　　8/ 7　　　1Q　　　-88.71
<8909> シノケンＧ 　　ＪＱ　　 -2.62 　　8/ 7　　上期　　　-10.46
<8226> 理経 　　　　　東２　　 -2.55 　　8/ 7　　　1Q　　　　赤拡
<8139> ナガホリ 　　　東２　　 -2.40 　　8/ 7　　　1Q　　　　赤縮
<3237> イントランス 　東Ｍ　　 -2.33 　　8/ 7　　　1Q　　　　赤拡

<7602> カーチスＨＤ 　東２　　 -2.19 　　8/ 7　　　1Q　　　　赤縮
<6425> ユニバーサル 　ＪＱ　　 -1.99 　　8/ 7　　上期　　　　赤転
<4094> 日化産 　　　　東２　　 -1.60 　　8/ 7　　　1Q　　　-16.45
<3111> オーミケンシ 　東２　　 -1.41 　　8/ 7　　　1Q　　　　赤縮
<4642> オリジナル設 　東２　　 -1.31 　　8/ 7　　上期　　　 -6.68

<6639> コンテック 　　東２　　 -1.00 　　8/ 7　　　1Q　　　-68.50
<7621> うかい 　　　　ＪＱ　　 -0.92 　　8/ 7　　　1Q　　　-55.36
<7887> 南プラ 　　　　東２　　 -0.83 　　8/ 7　　　1Q　　　 25.56
<6709> 明星電 　　　　東２　　 -0.81 　　8/ 7　　　1Q　　　　赤縮
<6502> 東芝 　　　　　東２　　 -0.76 　　8/ 7　　　1Q　　　　赤転

<5816> オーナンバ 　　東２　　 -0.55 　　8/ 7　　上期　　　-15.98
<3913> ｓＭｅｄｉｏ 　東Ｍ　　 -0.27 　　8/ 7　　上期　　　　赤転
<1737> ＭＥＳＣＯ 　　東２　　 -0.11 　　8/ 7　　　1Q　　　　赤転

※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした8日9時27分株価の変化率」。下落率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。
「1Q」は第1四半期決算。「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース