福島印は反落、１８年８月期業績予想を上方修正も反応限定的

　福島印刷<7870.NG>は反落している。前週末２２日の取引終了後、１８年８月期の単独業績予想について、売上高を７０億７６００万円から７０億８８００万円（前期比２．９％増）へ、営業利益を１億３０００万円から２億９１００万円（同２９．２％減）へ、純利益を９０００万円から２億３００万円（同３１．９％減）へ上方修正したが、大幅減益見通しには変わりがないことから市場の反応は限定的のようだ。

　売上高は概ね計画通りで進捗しているものの、高付加価値商材を中心とした主力のＤＭＤＰ（ダイレクトメール・デジタルプリント）が好調に推移していることが利益を押し上げる見通し。また、諸経費の効率的な運用を図っていることも寄与する見通しだ。

　なお、同時に発表した第３四半期累計（１７年８月２１日～１８年５月２０日）決算は、売上高５３億１３００万円（前年同期比５．７％増）、営業利益２億６５００万円（同１７．７％減）、純利益１億８１００万円（同２１．２％減）だった。

出所：minkabuPRESS