フラベッドＨ、前期経常を一転9％減益に下方修正

　フランスベッドホールディングス <7840> が5月8日大引け後(15:00)に業績修正を発表。19年3月期の連結経常利益を従来予想の27.3億円→23.6億円(前の期は26億円)に13.6％下方修正し、一転して9.4％減益見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の17億円→25.9億円(前の期は18億円)に52.4％上方修正し、一転して43.4％増益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の15.7億円→12億円(前年同期は14.2億円)に23.5％減額し、一転して15.4％減益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2019年３月期（以下「当期」という。）の連結業績につきましては、主力のメディカルサービス事業の中の福祉用具貸与事業が堅調に推移したものの、同事業に含まれる病院・福祉施設向けの販売が低迷したことや、インテリア健康事業の主力である家具販売店向けの販売が苦戦を強いられた結果、売上高は前回発表予想を若干下回り、それに伴い営業利益、経常利益も前回発表予想を下回る見通しです。 　一方で、今年２月22日にお知らせいたしましたとおり、当社の連結子会社であるフランスベッド株式会社が退職給付信託の一部を解約し返還を受けたことに伴い、当期において、特別利益として退職給付信託返還益約27億円を計上いたします。 　この結果、当期の親会社株主に帰属する当期純利益は、前回発表予想を大幅に上回る見込みとなりました。 (注) 上記の業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績　　　 は今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。