＜後場の注目銘柄＞＝ニホンフラッシュ、中国事業が業績を牽引

　ニホンフラッシュ<7820.T>は上値慕いの展開だが、ＰＥＲ９倍台と割安感が強くさらなる上値余地がありそうだ。

　同社は内装用の木質ドア、化粧造作材の製造・施工を手掛け、マンション向け内装ドアでは国内トップ。２００２年に進出した中国事業が牽引役で、０８年に中国政府が内装付き住宅の普及促進策を打ち出したことで業績は好調に推移している。

　中国不動産市場は１４年に入り軟化したことから、業績にも影響が懸念されていたが、同社は実需に基づいた住宅を営業対象としているほか、日本品質を武器にシェアを拡大させており、影響は限定的。１５年は反動による着工増も期待でき、これらを背景に増益基調は継続しよう。


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）