プラッツ、前期経常を25％上方修正

　プラッツ <7813> [東証Ｇ] が8月6日大引け後(16:00)に業績修正を発表。24年6月期の連結経常利益を従来予想の1億5000万円→1億8700万円(前の期は2500万円)に24.7％上方修正し、増益率が6.0倍→7.5倍に拡大する見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の1億2000万円→6500万円(前の期は2億2200万円)に45.8％下方修正し、減益率が45.9％減→70.7％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した1-6月期(下期)の連結経常利益も従来予想の8700万円→1億2400万円(前年同期は2億4900万円)に42.5％増額し、減益率が65.1％減→50.2％減に縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　売上高につきましては、福祉用具流通市場において主力機種の一つとなるヨカロの出荷が想定よりも伸びなかったことや、医療高齢者施設市場において病院ベッドの出荷が計画比で減少したことなどにより、前回業績予想と比較して売上高の減少が見込まれるため下方修正いたします。営業利益につきましては、製品コストの低減などにより粗利率が改善したものの、上述の売上高の下方修正を受けて、前回業績予想と比較して営業利益額の減少が見込まれるため下方修正いたします。経常利益につきましては、持分法による投資利益が計画を超過したことなどの影響により、前回業績予想と比較して経常利益額の増加が見込まれるため上方修正いたします。親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、繰延税金資産の取り崩しにより、法人税等調整額の増加したことなどから、前回業績予想と比較して親会社株主に帰属する当期純利益を下方修正いたします。（注）上記の業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって予想数値と異なる結果となる可能性があります。