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壽屋のニュース
■業績動向
1. 2022年6月期第2四半期の業績概要(非連結)
壽屋<7809>の2022年6月期第2四半期の業績(非連結)は、売上高が前年同期比71.3%増の7,199百万円、営業利益が237.2%増の1,333百万円、経常利益が230.2%増の1,310百万円、四半期純利益が236.5%増の913百万円となった。なお、2022年6月期期首より適用している収益認識会計基準の影響額としては、従来方法に比べて売上高が100百万円減少、売上原価が24百万円減少、販管費が69百万円減少、営業利益、経常利益、税引前四半期純利益がそれぞれ6百万円減少している。影響は軽微である。
地域別では国内、海外とも大幅増収、販路別では卸売、小売ともに大幅増収となった。フィギュアでは人気コンテンツであるアニメ「鬼滅の刃」関連アイテムやアニメ「呪術廻戦」関連アイテム、プラモデルでは自社IP「メガミデバイス」関連アイテムが好調となった。売上総利益は72.1%増加し、売上総利益率は39.8%で0.2ポイント上昇した。1アイテム当たりの生産・販売数量が大幅伸長したことも利益率向上につながった。販管費は20.6%増加したが、販管費比率は9.0ポイント低下して21.2%となった。なお営業外費用に為替差損10百万円(前年同期は1百万円)を計上しているが、利益への影響は軽微である。
財務の健全性は高い
2. 財務状況
財務面で見ると、2022年6月期第2四半期末時点の総資産は9,986百万円で2021年6月期末比1,518百万円増加した。主に売上の大幅増加に伴って売掛金、商品及び製品が増加した。負債合計は5,920百万円で693百万円増加した。主に長期借入金が増加した。純資産は4,066百万円で825百万円増加した。利益剰余金が増加した。この結果、自己資本比率は40.7%となり2.4ポイント上昇した。なお有利子負債として長短借入金が合計で約40億円となっているが、これは毎期継続的に発生する自社製品製造に際して必要となる金型投資資金、2016年6月期にスポット的に発生した自社ビル建設資金として、金融機関から借り入れたものである。金型投資は今後も毎期発生し、業容拡大に伴って投資額が増加する可能性があるが、自社ビル建設に類似する資金需要については、現時点では当面発生する見通しはないとしている。同社は投資資金に関して、市場金利水準等を精査し、金融機関からの資金調達コストを勘案しながら内部留保による充当等も十分検討したうえで、借入の判断を行った。そのため懸念要因とはならないだろう。また、現状の借入金の水準は特に利益を圧迫する要因となっていないため、財務の健全性は高いと言えるだろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
<EY>
1. 2022年6月期第2四半期の業績概要(非連結)
壽屋<7809>の2022年6月期第2四半期の業績(非連結)は、売上高が前年同期比71.3%増の7,199百万円、営業利益が237.2%増の1,333百万円、経常利益が230.2%増の1,310百万円、四半期純利益が236.5%増の913百万円となった。なお、2022年6月期期首より適用している収益認識会計基準の影響額としては、従来方法に比べて売上高が100百万円減少、売上原価が24百万円減少、販管費が69百万円減少、営業利益、経常利益、税引前四半期純利益がそれぞれ6百万円減少している。影響は軽微である。
地域別では国内、海外とも大幅増収、販路別では卸売、小売ともに大幅増収となった。フィギュアでは人気コンテンツであるアニメ「鬼滅の刃」関連アイテムやアニメ「呪術廻戦」関連アイテム、プラモデルでは自社IP「メガミデバイス」関連アイテムが好調となった。売上総利益は72.1%増加し、売上総利益率は39.8%で0.2ポイント上昇した。1アイテム当たりの生産・販売数量が大幅伸長したことも利益率向上につながった。販管費は20.6%増加したが、販管費比率は9.0ポイント低下して21.2%となった。なお営業外費用に為替差損10百万円(前年同期は1百万円)を計上しているが、利益への影響は軽微である。
財務の健全性は高い
2. 財務状況
財務面で見ると、2022年6月期第2四半期末時点の総資産は9,986百万円で2021年6月期末比1,518百万円増加した。主に売上の大幅増加に伴って売掛金、商品及び製品が増加した。負債合計は5,920百万円で693百万円増加した。主に長期借入金が増加した。純資産は4,066百万円で825百万円増加した。利益剰余金が増加した。この結果、自己資本比率は40.7%となり2.4ポイント上昇した。なお有利子負債として長短借入金が合計で約40億円となっているが、これは毎期継続的に発生する自社製品製造に際して必要となる金型投資資金、2016年6月期にスポット的に発生した自社ビル建設資金として、金融機関から借り入れたものである。金型投資は今後も毎期発生し、業容拡大に伴って投資額が増加する可能性があるが、自社ビル建設に類似する資金需要については、現時点では当面発生する見通しはないとしている。同社は投資資金に関して、市場金利水準等を精査し、金融機関からの資金調達コストを勘案しながら内部留保による充当等も十分検討したうえで、借入の判断を行った。そのため懸念要因とはならないだろう。また、現状の借入金の水準は特に利益を圧迫する要因となっていないため、財務の健全性は高いと言えるだろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
<EY>
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