幸和製は朝高もマイナスに転じる、２２年２月期業績及び配当予想を上方修正も利益確定売り

　幸和製作所<7807.T>は朝高スタートもマイナスに転じている。前週末１５日の取引終了後、２２年２月期の連結業績予想について、売上高を５２億４９００万円から５５億８０００万円（前期比７．０％増）へ、営業利益を２億７１００万円から６億５００万円（同６４．２％増）へ、純利益を１億７７００万円から４億３５００万円（同１２．０％増）へ上方修正し、あわせて６円を予定していた期末配当予想を２４円６銭にすると発表し、これを好感した買いが入ったが、その後利益確定売りに押される展開となっている。

　介護用品・福祉用具製造販売事業で新商品の歩行車の販売が大きく貢献するとともに、ＥＣ事業の車いす・シルバーカーなどの販売動向が想定よりも上回っていることが要因。更に固定費の最適化を図っていることも寄与する。なお、年間配当は３０円６銭（前期１０円）になる予定だ。

　なお、同時に発表した第２四半期累計（３～８月）決算は、売上高２８億８２００万円（前年同期比９．４％増）、営業利益３億５６００万円（同２．２倍）、純利益２億３９００万円（同５９．３％増）だった。

出所：MINKABU PRESS