899円
シチズン時計の個人投資家の売買予想
予想株価
1,000円
登録時株価
899.0円
獲得ポイント
-24.67pt.
収益率
-8.56%
期間
中期投資 (数週間~数ヶ月単位で売り買い)
理由
業績(会社計画の修正発表を含む)
1件のコメントがあります
ここ半年のパフォーマンスが全く冴えない(マイナス!)シチズンを見てみた。決算発表以来、円安が急激に進むなかでも株価は弱含んだままだ。前期決算はコンセンサスを若干未達。今期予想の営業利益計画は305億円とコンセンサスの323億円よりコンサバである。前年対比の成長性は売上高5.6%増、営業利益9.4%増、最終利益で8.1%増益計画とまずまずである。会社予想に基づくPEは15.3倍、予想PBRは1.3倍。特段高くもない。
業績予想の詳細を見ると、営業利益の305億円のうち、主力の時計事業は前年比6.8%増益の210億円、工作機械事業が同1.4%減の67億円、デバイス事業(スマホのスイッチ等)が同16.5%増の55億円、電子機器事業が22%増益の11億円、その他事業(遊技機関連機器)が黒字転換見込みで6.6億円の増益となっている。
為替レートは1ドル115円(前年109円)、ユーロは130円(前年139円)を前提。同社は対ドル1円の変動で利益が約4億円、ユーロで約0.7億円変動することから、今期は為替による増益を差し引き18億円程度見込んでいるもよう(営業増益26億円の大半)。
しかし、仮にドル円レートが通年平均120円で、ユーロ円が135円で着地するとすると、コンセンサス並みの営業利益は328億円程度となる計算。ドルが125円となれば(そのためには年末にかけて120円台後半になる必要があるが)計算上営業利益は350億円に届きそうだ。
5/18に発表した自社株買い(650万株、2.01%)は5月末までで88万株取得している。配当も1円増配し17円。配当利回りは2%。
株価がここ半年弱いのはアップルウォッチの影響を見極めたいからかもしれない。日本の腕時計市場は2014年前年比19%増の7649億円で、数量ベースでは13%減だが単価上昇が押し上げた。うち国内メーカーの集荷数量は前年比8%増、金額で20%増加して、1000億円超となったもよう。円安で欧州高級時計が値上がりして国内製品の価格競争力が増した。シチズンでも中高級時計が訪日客や海外需要に牽引され販売好調だった。確かにこの市場をアップルウォッチで食うことになると若干の影響はあるかもしれないが、景気回復で宝飾品はよく売れているし、アップルウォッチの顧客層はやや異なるように個人的には思う。
シチズン株がここから20-30%上がるかは疑問であるが、6ヶ月程度であれば、為替効果、国内景気浮揚(株式市場による資産効果で時計はよく売れる)などで、10%程度の上昇があってもおかしくないのではないか。なお目標株価1000円は現在の会社計画に基づくPEで17倍。900円前後で打診買いをしてみたい。
業績予想の詳細を見ると、営業利益の305億円のうち、主力の時計事業は前年比6.8%増益の210億円、工作機械事業が同1.4%減の67億円、デバイス事業(スマホのスイッチ等)が同16.5%増の55億円、電子機器事業が22%増益の11億円、その他事業(遊技機関連機器)が黒字転換見込みで6.6億円の増益となっている。
為替レートは1ドル115円(前年109円)、ユーロは130円(前年139円)を前提。同社は対ドル1円の変動で利益が約4億円、ユーロで約0.7億円変動することから、今期は為替による増益を差し引き18億円程度見込んでいるもよう(営業増益26億円の大半)。
しかし、仮にドル円レートが通年平均120円で、ユーロ円が135円で着地するとすると、コンセンサス並みの営業利益は328億円程度となる計算。ドルが125円となれば(そのためには年末にかけて120円台後半になる必要があるが)計算上営業利益は350億円に届きそうだ。
5/18に発表した自社株買い(650万株、2.01%)は5月末までで88万株取得している。配当も1円増配し17円。配当利回りは2%。
株価がここ半年弱いのはアップルウォッチの影響を見極めたいからかもしれない。日本の腕時計市場は2014年前年比19%増の7649億円で、数量ベースでは13%減だが単価上昇が押し上げた。うち国内メーカーの集荷数量は前年比8%増、金額で20%増加して、1000億円超となったもよう。円安で欧州高級時計が値上がりして国内製品の価格競争力が増した。シチズンでも中高級時計が訪日客や海外需要に牽引され販売好調だった。確かにこの市場をアップルウォッチで食うことになると若干の影響はあるかもしれないが、景気回復で宝飾品はよく売れているし、アップルウォッチの顧客層はやや異なるように個人的には思う。
シチズン株がここから20-30%上がるかは疑問であるが、6ヶ月程度であれば、為替効果、国内景気浮揚(株式市場による資産効果で時計はよく売れる)などで、10%程度の上昇があってもおかしくないのではないか。なお目標株価1000円は現在の会社計画に基づくPEで17倍。900円前後で打診買いをしてみたい。
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