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日経平均反落、信越化学、京セラ、ホンダなどが売られる
配信元:メルトレ
投稿:2009/10/14 15:43
大引けの日経平均株価は16.35円安の10060.21円、TOPIXは7.06ポイント安の894.34ポイントで終了。東証一部の値上がり銘柄数は533、値下がり銘柄数は1031、出来高は概算で21億8698万株、売買代金は概算で1兆4875億円でした。
昨日の米国では、著名アナリストがゴールドマンサックスの投資判断を引き下げたことを受け銀行株が下落、議会で医療保険改革法案が成立へと一歩前進したことから保険株も安くなり、NYダウは反落。米国市場の引け後にインテルが市場予想を上回る決算を発表したことで日本株は買い先行で始まったものの、すぐに下落。国内生保から主力50銘柄に120億円~150億円規模の売りが観測されたほか、銀行株には欧州系からまとまった売りが出たことやクレディスイスによるTOPIX先物売り観測なども重なり、日経平均・TOPIXともに下落して本日の取引を終えました。
個別では、モルガンスタンレー証券が格上げした三井物産や三菱商事が小幅高となり、クレディスイス証券の格上げで、積水ハウスと大成建設が堅調。昨日大幅上方修正を発表したJSPやタカラレーベン、ゴールドマンサックス証券が目標株価を引き上げたJR東日本、台湾レックスチップへの出資比率引き上げが報じられたエルピーダメモリ、金価格上昇を受け住友金属鉱山などが値上がりし、日経平均プラス寄与度上位には、ファーストリテイリング、花王、ソフトバンク、NTTデータ、エーザイなどが登場しました。
半面、従来予想比で下ブレ決算を発表したホギメディカルが売られ、本日から公募価格の決定期間入りとなったマツダも軟調。JPモルガンが投資判断を引き下げたあいおい損保、本日が公募株の受渡期日の野村HD、上半期営業利益75%の大幅減益見通しと観測報道が流れた三菱重工が弱く、日経平均マイナス寄与度上位には信越化学、京セラ、ホンダ、富士フイルム、ファナック、キヤノンなどが名を連ねています。
新興市場は、日経ジャスダック平均、ヘラクレス指数、マザーズ指数が揃って下落。シティG証券が格上げしたMKキャピタルや上期決算での赤字幅縮小が好感された総和地所がストップ高で終了。上期最終利益を上方修正したウエストHD、MDNTとのがん治療分野での共同研究契約を材料視されたナノキャリア、総額50億円の受注が好感されたVテクノロジー、第1四半期決算で黒字化を発表したモジュレなどが値上がりしています。
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