カクヤスＧ、前期最終を赤字拡大に下方修正

　カクヤスグループ <7686> [東証Ｓ] が5月10日大引け後(15:00)に業績修正を発表。22年3月期の連結最終損益を従来予想の20.5億円の赤字→28億円の赤字(前の期は16億円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の1.5億円の赤字→9.1億円の赤字(前年同期は7.5億円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　新型コロナウイルス変異株「オミクロン株」の新規感染者数の高止まりにより「まん延防止等重点措置」の期間延長が繰り返しなされ、飲食店等の営業時間の短縮や酒類提供時間制限の要請が行われました。これにより想定していた売上高を下回ったことで営業利益が減少し、また固定資産及び繰延税金資産に係る繰越欠損金の回収可能性の評価の見直しが発生したことで、2022年２月10日に公表いたしました2022年3月期の連結業績予想を上記のとおり修正させて頂きます。・法人税等調整額（損）の計上2022 年３月期及び今後の業績動向を勘案し、繰延税金資産の回収可能性について慎重に検討した結果、繰延欠損金を取り崩し、法人税等調整額(損)382百万円を計上する見込となりました。（注）上記に記載した予想数値は、現時点で入手可能な情報に基づき判断した見通しであり、実際の業績は今後の様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。