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オーハシテク Research Memo(1):2019年3月は米国を除く全ての地域で増収増益となる見通し

配信元:フィスコ
投稿:2018/09/04 15:01
オーハシテクニカ<7628>は独立系の自動車部品メーカーで、約400社の日系自動車・車載機器メーカーにエンジン及びトランスミッション周辺部品、内外装部品など約2万点にわたる精密加工部品を納入している。グループ会社の「ファクトリー機能」(売上高の約25%)と、約300社の協力企業と協働で行う「ファブレス機能」により、品質やコストなど多様な顧客ニーズに対して最適な提案ができるコンサルティング力と、グローバルな供給体制を構築していることが強みとなっている。こうした付加価値提案型のビジネスモデルによって、営業利益率は約10%と自動車部品業界の中でトップクラスの収益性を誇っている。

1. 2019年3月期第1四半期業績実績
2019年3月期第1四半期の連結業績は、売上高で前年同期比5.2%増の10,003百万円、営業利益で同5.5%増の1,082百万円とほぼ会社計画通りの進捗となった。基調は前期から変わらず、米州が円高要因もあって売上高で前年同期比7.2%減、セグメント利益で同20.6%減となったものの、日本やアジアなどその他の地域の拡大でカバーした。特に、売上構成比で5割強を占める日本については売上高で同9.0%増、セグメント利益で同8.5%増となり、全体の収益をけん引した。継続的なVA・VE提案活動に加えて、圧入プロジェクション接合技術※を用いた精密プレス部品が、大手顧客の採用車種増加により順調に拡大していること、また、前下期から稼働を開始した鈴鹿新工場での電動パワーステアリング用部品の生産量も増加していることなどが要因と見られる。

※圧入プロジェクション接合技術…溶接技術の一種で、加工対象部材に圧力を加えながら電極で通電し、圧力と抵抗発熱で異素材の部品を接合する技術。自動車のトランスミッション部分やエンジン制御装置部品など強度が求められる部位において、「必要とされる核心部分だけ高い強度を保持する部品」を「簡素な製造工程」で量産できることが特徴。従来の部品と同程度の強度を保ちながら、軽量化や低コスト化を実現できる生産技術として注目されている。


2. 2019年3月期業績見通し
2019年3月期は売上高で前期比2.6%増の40,000百万円、営業利益で同0.7%増の4,250百万円と期初計画を据え置き、2期連続の増収増益を見込んでいる。営業利益率が0.2ポイント低下するのは、減価償却費や研究開発費の増加、将来にわたる人材増強にかかる費用増加が主因となっている。なお、親会社株主に帰属する当期純利益は、前期に特別利益として計上した補助金収入261百万円が無くなるため、同11.9%減の2,700百万円を見込んでいる。地域別では、日本が前期比約2%の増収増益を見込んでいるほか、中国で同約12%、アセアンで同約4%の増収増益を計画している。米州については、為替レートを約107円/ドル(前期実績約112円/ドル)と円高前提にしていることもあり、売上高で同約1%減、セグメント利益で同約7%減益を見込んでいる。このため、為替が今後も110円/ドル以上で推移するようであれば、2019年3月期の業績は若干の上振れ余地があると見られる。ただし、米国の関税引き上げに伴う影響は検証中で、予測には織り込まれていない。

3. 配当性向30%を視野に、安定的な配当成長を目指す方針
2019年3月期の1株当たり配当金は前期比4.0円増配の46.0円(配当性向25.3%)と7期連続の増配を予定している。配当性向の水準としては30%を視野に入れ安定的かつ段階的な配当の増額を実施していく方針である。また、株主優待では3月末と9月末に100株以上保有の株主に対しておこめ券を保有株数に応じて贈呈している。その他、自己株式の取得についても適時検討していく方針としている。

■Key Points
・「ファブレス&ファクトリー」「グローバル供給体制」を強みとした付加価値提案型の自動車部品メーカーで営業利益率は10%を超える
・2019年3月期は米州の落ち込みをその他の地域の拡大でカバーし、2期連続増収増益となる見通し
・グローバルでの製造機能の強化と開発、マーケティング機能の強化により中長期的な成長を目指す

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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配信元: フィスコ
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