決算プラス・インパクト銘柄 … 積水ハウス、アルチザ、日本ハウス (9月5日発表分)

―決算で買われた銘柄！ 上昇率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「プラス・インパクト」となった可能性のある銘柄である。株価が決算発表前日の9月4日から5日の決算発表を経て6日大引け現在、水準を切り上げている銘柄を上昇率の大きい順にランキングした。

★No.1　アルチザ <6778>
　19年7月期の連結経常損益は6600万円の黒字(前の期は6億7400万円の赤字)に浮上し、従来予想の1億4800万円の赤字を上回り、赤字予想から一転して黒字で着地。

★No.2　日本ハウス <1873>
　19年10月期第3四半期累計(18年11月-19年7月)の連結経常損益は3.5億円の黒字(前年同期は5.5億円の赤字)に浮上したが、通期計画の50億円に対する進捗率は7.1％にとどまり、5年平均の20.1％も下回った。

★No.3　スバル <9632>
　20年1月期の連結経常利益を従来予想の30.8億円→36億円(前期は28.8億円)に16.9％上方修正し、増益率が6.8％増→24.9％増に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

■決算プラス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　上昇率 　発表日　決算期　経常変化率

<6778> アルチザ 　　　東２ 　 +14.58 　　9/ 5　本決算　　　240.91
<1873> 日本ハウス 　　東１　　 +8.16 　　9/ 5　　　3Q　　　　黒転
<9632> スバル 　　　　東１　　 +7.92 　　9/ 5　　上期　　　 44.26
<1928> 積水ハウス 　　東１　　 +6.21 　　9/ 5　　上期　　　 41.11
<7605> フジコーポ 　　東１　　 +3.80 　　9/ 5　　　3Q　　　 29.35

※上昇率は「決算発表前日の終値を基準とした6日大引け株価の変化率」。上昇率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。
「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース