決算プラス・インパクト銘柄 【東証1部】 … 伊藤園、日本ハウス、巴工業 (5月31日～6月6日発表分)

―決算で買われた銘柄！ 上昇率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「プラス・インパクト」となった可能性のある東証1部の銘柄である。株価が決算発表前日の水準から7日大引け現在、水準を切り上げている銘柄を上昇率の大きい順にランキングした。

★No.1　泉州電 <9824>
　19年10月期の連結経常利益を従来予想の42.8億円→44億円(前期は41億円)に2.8％上方修正し、増益率が4.3％増→7.2％増に拡大する見通しとなった。

★No.2　スバル <9632>
　20年1月期第1四半期(2-4月)の連結経常利益は前年同期比23.3％増の16.8億円に伸び、通期計画の30.8億円に対する進捗率は54.6％に達し、5年平均の49.3％も上回った。

★No.3　巴工業 <6309>
　19年10月期第2四半期累計(18年11月-19年4月)の連結経常利益は前年同期比27.3％増の17.1億円に伸び、通期計画の23億円に対する進捗率は74.5％に達し、5年平均の56.0％も上回った。

■決算プラス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　上昇率 　発表日　決算期　経常変化率

<9824> 泉州電 　　　　東１ 　 +10.77 　　6/ 4　　上期　　　 16.47
<9632> スバル 　　　　東１　　 +6.58 　　6/ 6　　　1Q　　　 23.33
<6309> 巴工業 　　　　東１　　 +5.19 　　6/ 5　　上期　　　 27.27
<1873> 日本ハウス 　　東１　　 +3.19 　　6/ 3　　上期　　　　赤縮
<8842> 楽天地 　　　　東１　　 +1.78 　　6/ 5　　　1Q　　　 11.24

<2593> 伊藤園 　　　　東１　　 +0.97 　　6/ 3　本決算　　　 -1.77
<7605> フジコーポ 　　東１　　 +0.77 　　6/ 5　　上期　　　 23.66

※上昇率は「決算発表前日の終値を基準とした7日大引け株価の変化率」。上昇率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。
「1Q」は第1四半期決算。「上期」は第2四半期累計決算。

株探ニュース