ＩＤＯＭ、今期経常を一転9％減益に下方修正、配当も2.64円減額

　ＩＤＯＭ <7599> [東証Ｐ] が1月12日大引け後(15:00)に決算を発表。24年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常利益は前年同期比22.6％減の105億円に減った。
　併せて、通期の同利益を従来予想の185億円→166億円(前期は181億円)に10.3％下方修正し、一転して8.5％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した9-2月期(下期)の連結経常利益も従来予想の115億円→96.8億円(前年同期は98.6億円)に16.4％減額し、一転して1.9％減益計算になる。

　業績悪化に伴い、今期の年間配当を従来計画の35.8円→33.16円(前期は42.5円)に減額修正した。

　直近3ヵ月の実績である9-11月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比32.1％減の36.7億円に落ち込み、売上営業利益率は前年同期の5.6％→3.6％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　前回予想と比べ、下期及び来期の大型店の新規出店が増加する見通しであることから、販売管理費及び一般管理費は人件費の増加が継続すると見込まれます。また、広告宣伝費を投下して、小売台数の増加を見込みましたが、期待していた小売台数の増加は充分ではありませんでした。以上をふまえ、連結及び個別の通期業績予想を修正いたします。

　当社の配当政策は、連結業績に連動して配当金を決定する「業績連動型配当」を基本方針としております。この方針に基づき、本日の通期業績予想の修正を踏まえ、期末配当予想につきましては１株当たり配当金を18円75銭とさせていただきます。