ＰＡＬＴＥＫが反落、１４年１２月期業績予想を上方修正も織り込み済みとの見方

　ＰＡＬＴＥＫ<7587.T>が反落。６日の取引終了後、１４年１２月期の連結業績見通しについて、売上高は従来予想の２３５億円（前期比３３．４％増）はそのままに、営業利益を同６億４０００万円から７億８０００万円（同０．９％増）へ、純利益を同３億９０００万円から４億７０００万円（同５．９％増）へ上方修正したが、株価には織り込み済みとの見方が強く反応限定的。急速な円安の進行で、仕入先に対して保有する仕入値引ドル建債権の評価額が増加することが見込まれ、同評価益が原価を押し下げることが要因としている。
　なお、同時に発表した第３四半期累計（１～９月）決算は、売上高１７４億２３００万円（前年同期比３９．９％増）、営業利益５億９９００万円（同０．８％増）、純利益３億３２００万円（同１．９％増）となった。通信用計測機器向け特定用途ＩＣが増加したほか、複合機などのオフィス機器向け汎用ＩＣなどが順調に推移した。

ＰＡＬＴＥＫの株価は１０時４２分現在５２４円（▼１３円）



出所：株経通信（株式会社みんかぶ）