幸楽苑ＨＤ、今期経常を10％上方修正

　幸楽苑ホールディングス <7554> が2月14日大引け後(16:55)に決算を発表。22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常損益は13億円の黒字(前年同期は12.3億円の赤字)に浮上して着地した。
　併せて、通期の同損益を従来予想の10億円の黒字→11億円の黒字(前期は9.6億円の赤字)に10.0％上方修正した。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の4.8億円→5.8億円(前年同期は1.5億円)に20.7％増額し、増益率が3.1倍→3.7倍に拡大する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常損益は7.9億円の黒字(前年同期は1.1億円の赤字)に浮上したが、売上営業損益率は前年同期の-1.6％→-7.7％に急悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2022 年1 月 21 日から再び段階的に全国へまん延防止等重点措置が適用され、その影響で営業時間短縮及び外出自粛による来店客減少となりました。このため、売上高と営業利益の 2022 年３月期の通期業績予想は前回公表値から下方修正いたします。なお、経常利益と親会社株主に帰属する当期純利益は、固定費管理の徹底等によるコスト削減や助成金の計上により上方修正いたします。（注）本業績予想は、現時点において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因により変動する可能性があります。