リックス、今期経常を2％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も15円増額

　リックス <7525> [東証Ｐ] が2月9日後場(14:00)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比16.8％増の31.4億円に伸びた。
　併せて、通期の同利益を従来予想の38.6億円→39.5億円(前期は37.4億円)に2.3％上方修正し、増益率が3.0％増→5.4％増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の18.2億円→19.1億円(前年同期は20.1億円)に4.9％増額し、減益率が9.2％減→4.7％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の133円→148円(前期は135円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比16.2％増の11.1億円に伸びたが、売上営業利益率は前年同期の7.8％→7.7％とほぼ横ばいだった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当第３四半期連結累計期間においては、主に鉄鋼、自動車、ゴム・タイヤセグメントで売上及びセグメント利益が順調に推移し、電子・半導体、工作機械セグメントの伸びの鈍化をカバーしています。また、電子・半導体セグメントの下期業績において、当初想定していたほど下落しない見通しとなりました。　これらを踏まえ、前回公表時に据え置いた下期分の業績見込みが上振れしたことと、賃上げ促進税制による当社の税額控除見積額を織り込んで、通期の業績予想を上方修正します。※上記の業績予想は、本資料発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績等は、今後の様々な要因により異なる可能性があります。

　　当社は連結配当性向40％を目標として、経営成績に応じた配当を行うことを基本方針としております。　このたび業績予想を上方修正したことに伴い、期末普通配当予定を15 円増額し78 円とします。これにより年間配当金は、１株当たり148 円となる予定です。