ヤガミ、今期経常を11％上方修正、配当も54円増額

　ヤガミ <7488> [名証Ｍ] が4月6日後場(13:00)に業績・配当修正を発表。23年4月期の連結経常利益を従来予想の15.9億円→17.7億円(前期は18.7億円)に11.3％上方修正し、減益率が15.2％減→5.7％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した11-4月期(下期)の連結経常利益も従来予想の7.1億円→8.9億円(前年同期は10.5億円)に25.2％増額し、減益率が32.1％減→14.9％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の95円→149円(前期は123円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　ＡＥＤや学校向け保健設備品における大口案件等により保健医科機器の受注が好調に推移している他、エレクトロニクス関連市場の継続的な需要に伴い、東アジアを中心とした環境試験装置の伸長が引き続き見込まれることを踏まえ、2023年４月期の通期連結業績予想を修正いたします。

　　当社は、株主に対する利益還元を経営における重要施策の一つであると考えております。その為、持続的な成長や事業リスクへの備えに必要な財務の健全性とのバランスも考慮し、配当は、親会社株主に帰属する当期純利益に対する比率(連結配当性向)50％を目処に実施することを基本方針としております。　直近の配当予想では、上記方針並びに前回業績予想に基づき、１株につき95円としておりましたが、今回の業績修正予想並びに財務状況等を総合的に勘案の結果、2023年４月期の配当につきましては、連結配当性向が69.8％となる１株につき149円に修正いたします。株主の皆様への還元につきましては、引き続き検討を続けてまいります。(注)上記の予想は、発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績等は、今後の様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。