シモジマ、今期経常を一転9％減益に下方修正

　シモジマ <7482> が2月3日大引け後(15:00)に決算を発表。22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比31.3％減の4.7億円に落ち込んだ。
　併せて、通期の同利益を従来予想の6.5億円→5億円(前期は5.5億円)に23.1％下方修正し、一転して9.4％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の8.2億円→6.7億円(前年同期は5.6億円)に18.3％減額し、増益率が45.3％増→18.8％増に縮小する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比8.1％減の6.4億円に減り、売上営業利益率は前年同期の4.5％→4.0％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　通期の連結業績につきまして、売上高、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益が当初の予想を下回る見通しとなりました。主な要因としては、以下のとおりです。　売上高につきましては、上期のコロナ禍によるイベント需要の減少などの影響が当初の想定以上に大きく、さらに足元のコロナまん延に伴い、下期では売上減少分を補えない見通しとなりました。　利益面につきましては、売上高の減少に加え、原材料価格の高騰及び円安により売上総利益が減少、また物流費の高騰及び中期経営計画（2021年11月発表）に沿った物流体制強化の投資による販売管理費の増加で各利益が減少する見通しとなりました。（注）業績予想につきましては、現時点で入手可能な情報に基づき判断した見通しであり、実際の業績は、当該予想数値と異なる場合があります。