スズデン、今期経常を12％下方修正、配当も11円減額

　スズデン <7480> [東証Ｓ] が2月1日後場(14:30)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比31.6％減の24.6億円に落ち込んだ。
　併せて、通期の同利益を従来予想の30.6億円→27億円(前期は47.5億円)に11.8％下方修正し、減益率が35.7％減→43.2％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の13.6億円→10億円(前年同期は23.7億円)に26.4％減額し、減益率が42.4％減→57.6％減に拡大する計算になる。

　業績悪化に伴い、今期の年間配当を従来計画の114円→103円(前期は190円)に減額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比36.6％減の7.6億円に落ち込み、売上営業利益率は前年同期の6.3％→5.4％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　２０２４年３月期第４四半期以降において、主要顧客における生産部材の在庫の消化が進んでいないことや、生産活動の減速の影響を受け、受注環境は低調な状況が続くと予想しております。加えて半導体市場の最終ユーザーにおいて、現況では設備投資の先送りや抑制の動きが当社の受注環境に影響しており、今後の見通しについては不透明な状況にあることから、２０２４年３月期通期業績予想を修正いたします。

　２０２４年３月期の配当予想につきましては、配当性向８０％を配当総額の基準とする当社の配当政策の基本方針に則り、期末配当予想を６１円から５０円に修正いたします。これにより、年間配当金は１株当たり１０３円となる予定です。※上記の予想は、現時点で入手可能な情報に基づき判断したものであり、実際の業績等は様々な要因により変動する場合があります。今後、何らかの変化がある場合には、適切に開示してまいります。