スズデン、今期経常を一転17％減益に下方修正、配当は70円増額

　スズデン <7480> が1月21日後場(14:20)に業績・配当修正を発表。19年3月期の連結経常利益を従来予想の20.8億円→16.6億円(前期は20億円)に20.2％下方修正し、一転して17.2％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の10.9億円→6.7億円(前年同期は10.9億円)に38.5％減額し、減益率が0.1％減→38.6％減に拡大する計算になる。

　同時に、今期の年間配当を従来計画の50円→120円(前期は58円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　半導体メーカーの設備投資計画の先送り等を受けて、第２四半期に入り、半導体製造装置関連の主要顧客において装置の在庫調整による生産調整が続いておりましたが、第３四半期も回復に至らず、第４四半期も不透明な状況が見込まれるため、通期予想を修正いたします。※上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因により、予想数値と異なる場合があります。

　当社は、２０１８年９月２６日および１０月４日に公表した通り、東京都文京区のスズデン本社ビルを譲渡することとし、２０１８年１２月２５日より東京都港区に本社を移転いたしました。すでに公表のとおり、スズデン本社ビルの譲渡代金は、株主様・社員・成長投資に還元させていただく事としておりましたが、今般株主様には特別配当という形で還元させていただく事といたしました。この結果、２０１９年３月期の１株当たりの期末配当金は、普通配当４０円に特別配当７０円を加え１１０円となり、年間配当金は、１株当たり１２０円となる予定であります。