ムラキ、前期経常を32％上方修正、配当も5円増額

　ムラキ <7477> [東証Ｓ] が4月27日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。22年3月期の連結経常利益を従来予想の1億1800万円→1億5600万円(前の期は1億1000万円)に32.2％上方修正し、増益率が7.3％増→41.8％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の1600万円→5400万円(前年同期は4600万円)に3.4倍増額し、一転して17.4％増益計算になる。

　業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の15円→20円(前の期は10円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2022年３月期通期の業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大による営業活動の自粛や市場環境への影響を勘案し業績予想を策定しておりましたが、この厳しい環境下において、基本商品の売上高は予想を下回ったものの、その中でも洗車関連商品は順調に推移したことと、売上原価の改善施策が一定の効果を上げたこと、また、コスト削減努力により営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益は前回発表予想を上回る見込みとなりました。

　　当社は、株主の皆様に対する利益還元を経営上の最重要課題の一つとして認識し、業績に応じた継続的な利益配分を実施することを基本方針としております。2022年３月期末の配当予想につきましては、業績予想と同様の理由により当初予想を据え置いておりましたが、上記業績予想及び上記基本方針に基づき、当初予想の１株当たり期末配当金５円から５円増配の10円といたします。　なお、本件につきましては、2022年６月24日開催予定の第64回定時株主総会に付議する予定であります。※業績予想につきましては、現時点において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は様々な要因によって、予想数値と異なる場合があります。