松田産業、今期経常を17％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も2円増額

　松田産業 <7456> が11月5日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。22年3月期の連結経常利益を従来予想の111億円→130億円(前期は83.6億円)に17.1％上方修正し、増益率が32.6％増→55.3％増に拡大し、従来の14期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。
　同時に、4-9月期(上期)の連結経常利益も従来予想の67億円→78億円(前年同期は36.8億円)に16.4％上方修正し、増益率が81.9％増→2.1倍に拡大し、従来の13期ぶりの上期の過去最高益予想をさらに上乗せした。

　業績好調に伴い、今期の上期配当を従来計画の21円→22円に増額し、下期配当も従来計画の21円→22円に増額修正した。年間配当は44円(前期は38円)となる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当第2四半期連結累計期間の業績につきましては、貴金属関連事業、食品関連事業ともに取扱数量が想定を上回り、また貴金属関連事業において貴金属相場上昇の影響を一部に受けたことや食品関連事業において一部の商品に市況の好転に伴う価格上昇があるなどの価格的要因も加わり、両事業ともに売上高及び営業利益は想定を上回る見通しです。　第3四半期以降につきましては、貴金属関連事業、食品関連事業ともに対象とする市場環境に大きな変化はないものの、貴金属関連事業においては新型コロナウイルス感染症拡大に伴う海外主要顧客の一過的な生産低下や白金族等の貴金属の相場下落の影響、また食品関連事業においては原燃料価格の上昇やコンテナ不足などに伴う輸入コスト上昇が予想されることなどから、通期の連結業績予想を上記の通りといたしました。

　　当社は、配当等の株主還元につきましては、成長投資に向けた内部留保とのバランスを考慮しつつ安定的な利益還元を行うことを基本方針としております。　この方針の下で今回発表の業績予想の修正を踏まえ、第2四半期末配当並びに期末配当をそれぞれ前回発表予想の１株当たり21円00銭から1円00銭増配し22円00銭に予想を引き上げ修正いたします。これにより、修正後の年間配当金は1株当たり44円00銭となります。（注）上記の業績予想は、当社が本資料発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、今後の様々な要因により予想数値と異なる場合があります。