佐鳥電機が反発、１５年５月期の最終利益と期末配当増額を好感

　佐鳥電機<7420.T>が反発。１８日の取引終了後、集計中の１５年５月期連結業績について、純利益を従来予想の１５億円から１６億８０００万円（前の期比２５．５％増）へ上方修正し、期末配当を従来予想の１２円から１８円に引き上げ、中間配当と合わせた年間配当を３０円（従来予想２４円、前期２４円）にすると発表したことが好感されている。為替の円安推移で為替差益を計上したことが利益の押し上げにつながったという。
　一方、売上高は同１３２０億円から１２９７億円（前の期比０．３％増）へ、営業利益は同１６億５０００万円から１５億円（同５．１％減）へ下方修正した。車載向けやモバイル端末向けの外資系電子部品の販売増があったものの、産業インフラ向け電子機器などの販売減が響いたとしている。

佐鳥電機の株価は１０時２５分現在８７２円（△３２円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）