佐鳥電機が後場上げ幅を拡大、スマホ用メモリーなど好調で第３四半期大幅増益を好感

　佐鳥電機<7420.T>が後場上げ幅を拡大。前引け後に発表した第３四半期累計（６～２月）連結業績が、売上高９６６億８５００万円（前年同期比３．１％増）、営業利益１２億１０００万円（同６．８倍）、純利益１１億５１００万円（前年同期２３億４２００万円の赤字）と大幅増収増益となったことが好感されている。デジタルカメラ用マイコンや専用ＩＣは減少したものの、事務機器用ＡＳＩＣやスマートフォン用メモリーが増加し、これに伴い粗利率が改善したことなどが好業績に寄与したという。
　なお、１４年５月期通期業績予想は、売上高１３３０億円（前期比２．４％増）、営業利益１３億５０００万円（同２．６倍）、純利益１１億円（同１８億６３００万円の赤字）の従来予想を据え置いているが、第３四半期時点の営業利益の進捗率は９０％に達していることから、上振れ期待も高まっているようだ。

佐鳥電機の株価は１２時３８分現在６５３円（△２４円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）