小野建、今期経常を一転5％減益に下方修正、配当も10円減額

　小野建 <7414> が11月8日後場(14:00)に決算を発表。20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比3.1％減の27.5億円に減り、従来の6.1％増益予想から一転して減益で着地。
　併せて、通期の同利益を従来予想の72億円→63.5億円(前期は66.8億円)に11.8％下方修正し、一転して4.9％減益見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比6.1％減の36億円に減る計算になる。

　業績悪化に伴い、今期の年間配当を従来計画の70円→60円(前期は75円)に減額修正した。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比15.7％減の14.6億円に減り、売上営業利益率は前年同期の3.0％→2.5％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　業績予想におきましては、当初予想に対し販売数量の減少ならびに鋼材市況が弱含む見込みから売上高の下方修正を行います。損益におきましても、売上高の減少ならびに利益率の低下を見込み下方修正を致します。　なお、個別業績予想につきましても、同様の理由によるものであります。

　　当社は連結配当性向30％を原則としていることから、上期の業績予想の修正にしたがい中間配当予想を1株あたり25円と下方修正致します。　期末配当予想につきましても減益予想となることから、1株あたり35円と下方修正致します。年間配当金合計は１株当たり60円となります。