フジオーゼ、今期経常を30％下方修正

　フジオーゼックス <7299> [東証２] が1月29日大引け後(15:00)に決算を発表。19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比55.7％減の6.3億円に大きく落ち込んだ。
　併せて、通期の同利益を従来予想の10億円→7億円(前期は17.2億円)に30.0％下方修正し、減益率が42.0％減→59.4％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の5.8億円→2.8億円(前年同期は8.4億円)に51.1％減額し、減益率が30.1％減→65.8％減に拡大する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比59.6％減の2.2億円に大きく落ち込み、売上営業利益率は前年同期の8.3％→1.9％に急悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当社グループの属する自動車業界につきましては、国内需要は、全体を通して前年同期を上回る好調さを継続して推移しました。　このような事業環境の中、売上高は前回予想から変更はありませんが、利益につきましては、来期以降、傘中空バルブを中心として予想を上回る受注増が見込まれ、これに対応する製造コストが増加することで、前回予想を下回る見通しであります。　上記の理由により通期の業績予想について修正いたします。※上記の業績予想は、発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、今後の様々な不確定要素により、実際の業績と異なる場合がありますのでご了承ください。