日精機、今期最終を81％上方修正

　日本精機 <7287> [東証Ｓ] が2月9日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結最終損益は43.2億円の黒字(前年同期は10.8億円の赤字)に浮上して着地した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の26億円→47億円(前期は13.8億円)に80.8％上方修正し、増益率が88.4％増→3.4倍に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終利益も従来予想の9.2億円→30.2億円(前年同期は25.1億円)に3.3倍増額し、一転して20.4％増益計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結最終利益は前年同期比63倍の26.4億円に急拡大したが、売上営業利益率は前年同期の2.4％→2.3％とほぼ横ばいだった。

株探ニュース