＜動意株・１日＞（大引け）＝盟和産、ジェイテック、Ｉスペースなど

　盟和産業＜7284.T＞＝後場急伸。きょう正午に集計中の前１４年３月期の連結業績を修正、経常利益７億円を８億６０００万円（前の期比２８．４％増）、純利益４億４０００万円を５億８０００万円（同１０．８％減）へそれぞれ上方修正した。為替差益３億１６００万円を営業外収益に計上するほか、税負担が減少した影響もあった。

　ジェイテック＜2479.T＞＝大幅続伸。４月３０日引け後に、１４年３月期連結業績について、売上高を従来予想の３１億９３００万円から３４億５００万円（前の期比２６．６％増）へ、営業利益を同７７００万円から９５００万円（同４８．４％増）へ、純利益を同４９００万円から６５００万円（同３８．３％増）へ上方修正したことが好感されている。主な取引先である国内製造業の技術開発投資の増加などを背景に、稼働率が引き続き高い水準を維持できたことなどが要因としている。

　インタースペース＜2122.T＞＝後場大幅高。午後０時３０分に集計中の第２四半期累計（１０～３月）連結業績について、売上高を従来予想の８０億７００万円から７８億７９００万円（前年同期比１１．９％増）へ下方修正した一方、営業利益を同３億１３００万円から４億４９００万円（同９２．７％増）へ、純利益を同１億５６００万円から２億５４００万円（同３．０倍）へそれぞれ上方修正したことが好感されている。主力事業のアフィリエイト事業で、店舗アフィリエイトサービスの店舗開拓の強化や、稼働率の底上げを図ったことが寄与した。

　菊池製作所＜3444.T＞＝ストップ高。４月３０日引け後に、福島県南相馬市に介護用ロボット生産のための新工場を新設すると発表したことが好感されている。福島県および福島県南相馬市との「ふくしま産業復興企業立地補助金企業立地協定確認書」に基づいて建設されるもので、「マッスルスーツ」をはじめとした介護用ロボット製品を月産２００台規模で生産するという。

　村田製作所＜6981.T＞＝大幅反発。４月３０日引け後に発表した１５年３月期業績予想について、売上高９２００億円（前期比８．７％増）、営業利益１４４０億円（同１４．４％増）、純利益１０２０億円（同９．５％増）と営業２ケタ増益を見込んでいることを好感。スマートフォンやタブレット端末の台数の拡大やＬＴＥ化の進展、カーエレクトロニクスの需要増などが寄与し、通信モジュールやコンデンサー、その他コンポーネントで高い伸びを見込む。なお、為替レートは１ドル＝１００円、１ユーロ＝１３５円を想定している。

　日東電工＜6988.T＞＝大幅高。４月３０日に発表された決算内容が市場予想を上回ったことを受け、買い人気を集めている。１４年３月期の連結営業利益は７２２億５４００万円（前の期比５．５％）と市場予想（６６０億円前後）を大幅に上回って着地。スマートフォン向けや大型テレビ向け偏光フィルム需要が好調だった。また、１５年３月期の営業利益は７８０億円と連続増益が見込まれている。今期からは国際会計基準（ＩＦＲＳ）を採用するが、市場では７４０億円前後を予想していただけに、「ポジティブな内容」（市場関係者）との見方が強まった。
　
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出所：株経通信（株式会社みんかぶ）