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愛三工、大豊工業などトヨタ系自部品会社への攻勢目立つ、電動化戦略でカギ握る存在◇
愛三工業<7283.T>が40円を超える上昇で861円まで買われたほか、大豊工業<6470.T>も上値指向が鮮明。トヨタ自動車<7203.T>を筆頭株主に置く自動車部品メーカーへの買いの勢いが強い。愛三工は燃料ポンプや燃料噴射システムなど燃料系及び吸排気系を主力とするが、電動車制御システムの事業化に注力し、燃料電池車(FCV)用水素インジェクタや電気自動車(EV)インバータ用冷却ポンプなどで高い独自技術を持っている。また、軸受けやアルミダイカスト製品を手掛ける大豊工業は、バッテリーやモーター、パワーコントロールユニットなど電動化製品に傾注し、トヨタの燃料電池車「新型ミライ」向けでも同社のアルミダイカスト製品が使用されている。トヨタは世界の動きを勘案して、ここにきて電動化戦略におけるEVのウエートを高めており、その流れに乗る系列自動車部品会社に投資資金の攻勢が顕著だ。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
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