豊田合、今期税引き前を48％上方修正、配当も5円増額

　豊田合成 <7282> が2月2日後場(14:20)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結税引き前利益は前年同期比3.7倍の249億円に急拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の260億円→385億円(前期は161億円)に48.1％上方修正し、増益率が61.4％増→2.4倍に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結税引き前損益も従来予想の222億円の黒字→347億円の黒字(前年同期は26.5億円の赤字)に56.1％増額した計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の55円→60円(前期は60円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結税引き前損益は212億円の黒字(前年同期は120億円の赤字)に浮上し、売上営業損益率は前年同期の-6.2％→9.6％に急改善した。

株探ニュース