豊田合、今期税引き前を44％上方修正、配当も5円増額

　豊田合成 <7282> が10月29日後場(14:20)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。21年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結税引き前利益は前年同期比80.1％減の37.3億円に大きく落ち込んだが、従来の30億円の赤字予想から一転黒字で着地。
　併せて、通期の同利益を従来予想の180億円→260億円(前期は161億円)に44.4％上方修正し、増益率が11.8％増→61.4％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結税引き前損益は222億円の黒字(前年同期は26.5億円の赤字)に浮上する計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の50円→55円(前期は60円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結税引き前利益は前年同期比31.8％増の141億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の5.1％→7.2％に改善した。

株探ニュース