決算マイナス・インパクト銘柄 【東証1部】 … オリックス、松井、マクニカ富士 (1月28日発表分)

―決算で売られた銘柄！ 下落率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある東証1部の銘柄である。株価が決算発表前日の1月25日から28日の決算発表を経て29日大引け現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。

▲No.1　鋳鉄管 <5612>
　19年3月期の連結最終損益を従来予想の0.5億円の赤字→40.5億円の赤字(前期は0.3億円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。赤字額は前期末の純資産を34.5％毀損する規模となった。

▲No.2　エクセディ <7278>
　19年3月期の連結税引き前利益を従来予想の240億円→200億円(前期は224億円)に16.7％下方修正し、一転して11.1％減益見通しとなった。

▲No.3　鳥取銀 <8383>
　19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比22.3％減の16.3億円に減ったが、通期計画の15億円に対する進捗率が108.7％とすでに上回り、さらに5年平均の100.7％も超えた。

■決算マイナス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　下落率 　発表日　決算期　経常変化率

<5612> 鋳鉄管 　　　　東１　　 -4.60 　　1/28　　　3Q　　　　赤転
<7278> エクセディ 　　東１　　 -4.11 　　1/28　　　3Q　　　 -0.68
<8383> 鳥取銀 　　　　東１　　 -4.09 　　1/28　　　3Q　　　-22.31
<2378> ルネサンス 　　東１　　 -4.05 　　1/28　　　3Q　　　 -3.14
<3635> コーテクＨＤ 　東１　　 -3.54 　　1/28　　　3Q　　　　0.46

<3132> マクニカ富士 　東１　　 -3.29 　　1/28　　　3Q　　　-10.18
<8591> オリックス 　　東１　　 -3.07 　　1/28　　　3Q　　　-18.12
<6807> 航空電子 　　　東１　　 -2.58 　　1/28　　　3Q　　　　8.19
<8070> 東京産 　　　　東１　　 -2.01 　　1/28　　　3Q　　　 56.09
<8707> 岩井コスモ 　　東１　　 -1.77 　　1/28　　　3Q　　　 15.05

<8628> 松井 　　　　　東１　　 -0.67 　　1/28　　　3Q　　　-13.79
<8897> タカラレーベ 　東１　　 -0.57 　　1/28　　　3Q　　　　7.45

※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした29日大引け株価の変化率」。下落率、経常変化率は「％」。
「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース