日本紙や熊谷組など製紙・建設株が堅調、アクティブＥＴＦの上場で資金流入の思惑◇

　日本製紙<3863.T>や大王製紙<3880.T>など製紙株や、熊谷組<1861.T>、鉄建建設<1815.T>など建設株の一角が堅調。いずれも低ＰＢＲ（株価純資産倍率）セクターとみられているが、７日に東証に６本のアクティブ運用型ＥＴＦが新規上場した。このうちＰＢＲ１倍割れ解消推進ＥＴＦ<2080.T>とＭＡＸＩＳ高配当日本株アクティブ上場投信<2085.T>に関しては、出来高が市場の想定以上に多くなっているとの見方が広がっている。ＰＢＲの１倍割れ企業の是正を促すＥＴＦに組み入れられそうな銘柄を模索する投資家の姿勢が強まったことも、パルプ・紙や建設セクターの上昇に寄与したようだ。このほか、低ＰＢＲ銘柄の多い自動車部品株では愛三工業<7283.T>やＴＢＫ<7277.T>、ヨロズ<7294.T>なども堅調に推移している。

（注）タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所：MINKABU PRESS