ヤマハ発、今期経常を11％上方修正・最高益予想を上乗せ

　ヤマハ発動機 <7272> [東証Ｐ] が11月7日大引け後(15:00)に決算を発表。22年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比18.3％増の1899億円に伸びた。
　併せて、通期の同利益を従来予想の2100億円→2330億円(前期は1894億円)に11.0％上方修正し、増益率が10.9％増→23.0％増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常利益も従来予想の945億円→1175億円(前年同期は743億円)に24.3％増額し、増益率が27.2％増→58.2％増に拡大する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比63.7％増の745億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の10.3％→11.8％に上昇した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2022年12月期通期の連結業績予想につきましては、損益分岐点経営により、想定よりも経費削減やコストダウン活動が進捗し、コストアップ影響も小さくなる見通しです。加えて、前提となる為替レートの変更により、売上高・各利益を上記のとおり修正いたします。 なお、年間配当予想につきましては、変更ありません。