マツダ、今期経常を一転38％増益に上方修正、配当も5円増額

　マツダ <7261> [東証Ｐ] が11月10日大引け後(15:00)に決算を発表。23年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比3.3倍の1103億円に急拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の1050億円→1700億円(前期は1235億円)に61.9％上方修正し、一転して37.6％増益見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比33.5％減の596億円に落ち込む計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の35円→40円(前期は20円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比12倍の896億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の2.0％→7.3％に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　通期の連結業績予想につきましては、半導体供給の不足等による出荷台数の減少や原材料価格の高騰などの影響があるものの、売上単価の改善や足許の為替変動、固定費の効率化などを踏まえ、業績予想を上記のとおり修正いたします。なお、経常利益の増減額は、主に為替差益の計上によるものです。下期の連結業績予想の前提となる為替レートは、1米ドル138円、1ユーロ139円を見込んでおります。また、通期のグローバル販売台数の見通しは、1,216千台に変更しております。※上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因により異なる結果となる可能性があります。