ミクニ、今期最終を一転赤字に下方修正

　ミクニ <7247> [東証Ｐ] が3月30日大引け後(16:00)に業績修正を発表。23年3月期の連結最終損益を従来予想の9億円の黒字→3億円の赤字(前期は13.1億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。ただ、通期の連結経常利益は従来予想の25億円→26億円(前期は31.3億円)に4.0％上方修正し、減益率が20.3％減→17.1％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終利益も従来予想の14.8億円→2.8億円(前年同期は5.7億円)に80.7％減額し、一転して49.6％減益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　令和５年３月期通期連結業績につきましては、営業利益、経常利益が従来の予想を上回る見込みとなりましたが、特別損失の発生により親会社株主に帰属する当期純利益は従来の予想を下回る見込みとなりました。中国の生産拠点の再編に伴い、連結子会社である成都三国機械電子有限公司を解散することにより、労働契約の解除時に従業員に対して一括で支払う経済補償金を特別損失として13億円計上いたします。　中国生産拠点の再編の詳細につきましては令和５年３月６日公表の「中国生産拠点の再編に伴う子会社の解散に関するお知らせ」をご参照ください。　なお、令和５年３月期の期末配当予想に変更はありません。（注）本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性がありますことをご承知おきください。