616円
九州フィナンシャルグループのニュース
■石光商事 <2750> 995円 (+67円、+7.2%)
石光商事 <2750> [東証S]が8日続急伸。2006年以来の高値圏で推移している。東京証券取引所が26日の取引終了後、同社株を27日付で貸借銘柄に選定すると発表した。株式の流動性の向上に伴う売買活性化への期待が膨らみ、買いが入ったようだ。日本証券金融も27日約定分から同社株を貸借銘柄に追加している。
■Fスターズ <3687> 2,056円 (+129円、+6.7%)
フィックスターズ <3687> [東証P]が3日続急伸。連日の年初来高値更新で2097円まで買われる場面があったが、中長期的にみても2019年7月につけた上場来高値2124円の約4年7ヵ月ぶりの奪回が視野に入った。顧客企業のソフトウェアを高速化させる技術で優位性を発揮、人工知能(AI)や量子コンピューティング分野でも先駆的存在となっている。27日付の日本経済新聞が量子コンピューターの商用化に向けて国内の産学が2024年度に新会社を立ち上げると報じた。産業界からは日立製作所 <6501> [東証P]や富士通 <6702> [東証P]、NEC <6701> [東証P]などIT大手をはじめ約10社が参画し、30年度までに新しい方式の高性能商用機の実現を目指す方向にあることが伝わっている。これを受けて 量子コンピューター関連に位置付けられる銘柄群に物色の矛先が向いた。
■PSS <7707> 209円 (+10円、+5.0%)
プレシジョン・システム・サイエンス <7707> [東証G]が3日ぶり急反発。同社は26日取引終了後、自動核酸抽出装置「PreLEAD 96GC」の販売を開始したと発表しており、これが材料視されたようだ。この製品は、自社開発した核酸抽出試薬「MagDEA Dx Bulk Reagent」などの試薬消耗品と組み合わせることで、前処理済み乾燥ろ紙血を検体として、96検体同時に核酸抽出が可能だという。
■ミスミG <9962> 2,163円 (+91円、+4.4%)
ミスミグループ本社 <9962> [東証P]が大幅続伸。26日の取引終了後に発表した1月の連結売上高は前年同月比16.1%増の313億2300万円となった。昨年4月から今年1月までの累計売上高は前年同期比1.6%減だった。1月単月では2ケタの増収で着地したことを受け、見直し買いが集まっている。FA事業の1月の売上高は前年同月比12.2%増の99億500万円、金型部品事業は同29.6%増の70億1300万円、VONA事業は同13.1%増の144億500万円と、いずれも大幅な増収となった。
■ダイヘン <6622> 7,670円 (+220円、+3.0%)
ダイヘン <6622> [東証P]が大幅高。同社は26日、再生可能エネルギーの大量導入に向けた電力系統の調整役として需要が拡大する「系統用蓄電池」の設置面積の大幅な削減につながるユニット型パワーコンディショナーを開発したと発表した。導入拡大による業績押し上げ効果を期待した買いが入ったようだ。1500ボルト対応の高エネルギー密度タイプの蓄電池に接続が可能な製品で、蓄電池設備とパワコン、変圧器の設置台数の大幅な削減を実現する。削減したスペースを活用し、蓄電池設備を追加することで、蓄電能力を更に向上させることができるという。
■三井住友FG <8316> 8,408円 (+208円、+2.5%)
三井住友フィナンシャルグループ <8316> [東証P]が3日続伸。そのほか、三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> [東証P]、みずほフィナンシャルグループ <8411> [東証P]も3連騰となり、そろって昨年来高値を更新した。日銀が26日、金融経済に関して解説する「日銀レビュー・シリーズ」として新たなレポートを公開したことが、マイナス金利の早期解除や、その後の追加利上げの観測を広げる方向に作用したようだ。銀行株には、収益環境が一段と改善に向かうといった思惑をもとにした買いが入っており、北洋銀行 <8524> [東証P]や九州フィナンシャルグループ <7180> [東証P]など地銀株が急伸となった。日銀が公表したレポートのタイトルは「賃金・物価の相互連関を巡る最近の状況について」。定量的な評価を試みた結果「賃金上昇を販売価格に反映させる動きが、徐々に広がっていることが示唆された」としている。日銀レビュー・シリーズでの意見は、必ずしも日銀の見解を示すものではないものの、市場では賃金・物価の好循環と金融政策との関係性を踏まえ、日銀が金融政策の正常化に前向きな姿勢を示したと受け止める向きも多いようだ。
■三浦工 <6005> 3,060円 (+71円、+2.4%)
三浦工業 <6005> [東証P]が4日続伸。同社は26日、東京ガス <9531> [東証P]及び岐阜大学と産業用熱利用における アンモニア利用の研究開発を開始したと発表しており、これが新たな買い手掛かりとなったようだ。この研究開発は、総合科学技術・イノベーション会議(CSTI)による戦略的イノベーション創造プログラム第3期課題「スマートエネルギーマネジメントシステムの構築」の研究開発テーマ「アンモニア・水素利用分散型エネルギーシステム」において実施。早期に社会実装可能な脱炭素エネルギー及び水素キャリアとして期待されているアンモニアを燃料とした工業炉や貫流ボイラーの開発に取り組むとしている。
■カルビー <2229> 3,223円 (+57円、+1.8%)
カルビー <2229> [東証P]が続伸。26日取引終了後、24年3月期配当予想を54円から56円(前期52円)へ上方修正すると発表。これが好感された。
■パナHD <6752> 1,439円 (+25円、+1.8%)
パナソニック ホールディングス <6752> [東証P]が3日ぶり反発。27日、同社傘下のパナソニックエナジーが車載用リチウムイオン電池の生産拡大を目的に、独H&T Rechargeとの間で北米での電池外装缶の長期供給契約を締結したと発表し、好感されたようだ。H&Tはパナソニックエナジーの米ネバダ工場に外装缶を供給しているが、今回の契約により、2024年度に稼働を開始する予定のカンザス工場向けにも供給する。パナソニックエナジーは重点地域である北米での車載電池の生産拡大に向け、材料の現地調達比率の向上につなげる。
■クレスコ <4674> 2,050円 (+30円、+1.5%)
クレスコ <4674> [東証P]が8日続伸。26日の取引終了後、ITインフラの設計構築・運用などを手掛けるジェット・テクノロジーズ(東京都新宿区)の株式を取得し子会社化すると発表した。事業への好影響を期待した買いが入ったようだ。ジェット・テクノロジーズの子会社化により、グループとしてのITインフラ関連業務の対応力を強化する。株式譲渡は4月1日を予定する。
■一工薬 <4461> 3,500円 (+40円、+1.2%)
第一工業製薬 <4461> [東証P]が反発。27日午前10時、分散安定性や耐熱性に優れたカーボンナノチューブ分散液を開発したと発表。これを材料視した買いが株価を押し上げた。今回開発した「エレクセル PCC シリーズ」はカーボンナノチューブのバンドル径が汎用品よりも細く、導電性も高い。電子機器に塗布することで電磁波の遮へい機能を付与できるほか、高容量リチウムイオン二次電池用の導電剤として使用することで、電池の長寿命化を可能にするという。
※27日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
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