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ブランディングテクノロジーのニュース
*13:03JST ブランディング Research Memo(3):ブランドを軸に中小・地方企業のデジタルシフトを担う
■事業内容
1. ミッションと「ブランドファースト」
ブランディングテクノロジー<7067>は「ブランドを軸に中小・地方企業様のデジタルシフトを担う」をミッションに、日本企業の99.7%を占める中小企業の成長を、マーケティングソリューションを通じて、共に成長しながら長期的視点で支援している。顧客の様々な「想い」に対し、ブランディングやデジタルマーケティングなどを駆使してソリューションを実現する際、ミッションとともに重要なコンセプトとなるのが「ブランドファースト」というビジョンである。
同社は、中小企業だからこそ、まずブランドを明確にする必要があると考え、ブランドを軸に一貫した企業経営を行うことで企業価値を向上させ、中長期的な企業成長へと導くことを「ブランドファースト」としている。「ブランド」とは、ブランドメッセージやロゴなどのように、企業が「らしさ」を表現し象徴する手段の1つである。法人格を与えられることで契約の主体となる企業が、人となりを「〇〇さんらしい」と表現するときのように「らしさ」を与えられることで人格としてのパーソナリティを得、周囲から理解されやすくなる。この「らしさ」をブランドとして形づくり、経営の軸にすることで、中小・地方企業の成長につなげようというのが、同社が考えるブランディングである。顧客の様々な「想い」に対し、競合優位性を軸に営業や採用、組織などを含む経営・事業戦略を考えることで、企業価値向上に貢献している。
なお、「ブランドファースト」における「ブランド」は、ボウリングでストライク獲得に不可欠なセンターピンに例えることができる。ブランドというセンターピンを倒し、そこからの波及効果で企業体質の強化と成長の実現を目指す構図になっている。具体的に言うと、ブランドはインナーブランディングによって社内に浸透し、アウターブランディングによって対外的に波及していく。つまり、インナーブランディングの推進によって「採用」「教育」「考課」に一貫性が生まれ、ブランドという軸を通ることで「組織力」が強化されるほか、アウターブランディングの推進によって「広告・PR」「事業・商品」など社外に向けた活動に一貫性が生まれ、「営業力」が生まれる。さらに、インナー・アウター双方のブランディングを強化していくことで企業自体のブランド力が向上し、「採用力」が強化される。組織力や営業力、採用力といった企業の体質強化や成長を促す要素から、さらに商品・サービスやマーケティング、人材といった経営資源を作り上げていくことになる。ここに企業側の経営力や的確な戦略が加われば、ブランドの波及効果は好循環を生み出し成長を加速することができる。なお、同社ではブランドの波及まではブランド事業、ブランド波及後の好循環を促すのがデジタルマーケティング事業となっており、ブランドの波及が速くスムーズに進むようデジタルシフトも支援している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
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1. ミッションと「ブランドファースト」
ブランディングテクノロジー<7067>は「ブランドを軸に中小・地方企業様のデジタルシフトを担う」をミッションに、日本企業の99.7%を占める中小企業の成長を、マーケティングソリューションを通じて、共に成長しながら長期的視点で支援している。顧客の様々な「想い」に対し、ブランディングやデジタルマーケティングなどを駆使してソリューションを実現する際、ミッションとともに重要なコンセプトとなるのが「ブランドファースト」というビジョンである。
同社は、中小企業だからこそ、まずブランドを明確にする必要があると考え、ブランドを軸に一貫した企業経営を行うことで企業価値を向上させ、中長期的な企業成長へと導くことを「ブランドファースト」としている。「ブランド」とは、ブランドメッセージやロゴなどのように、企業が「らしさ」を表現し象徴する手段の1つである。法人格を与えられることで契約の主体となる企業が、人となりを「〇〇さんらしい」と表現するときのように「らしさ」を与えられることで人格としてのパーソナリティを得、周囲から理解されやすくなる。この「らしさ」をブランドとして形づくり、経営の軸にすることで、中小・地方企業の成長につなげようというのが、同社が考えるブランディングである。顧客の様々な「想い」に対し、競合優位性を軸に営業や採用、組織などを含む経営・事業戦略を考えることで、企業価値向上に貢献している。
なお、「ブランドファースト」における「ブランド」は、ボウリングでストライク獲得に不可欠なセンターピンに例えることができる。ブランドというセンターピンを倒し、そこからの波及効果で企業体質の強化と成長の実現を目指す構図になっている。具体的に言うと、ブランドはインナーブランディングによって社内に浸透し、アウターブランディングによって対外的に波及していく。つまり、インナーブランディングの推進によって「採用」「教育」「考課」に一貫性が生まれ、ブランドという軸を通ることで「組織力」が強化されるほか、アウターブランディングの推進によって「広告・PR」「事業・商品」など社外に向けた活動に一貫性が生まれ、「営業力」が生まれる。さらに、インナー・アウター双方のブランディングを強化していくことで企業自体のブランド力が向上し、「採用力」が強化される。組織力や営業力、採用力といった企業の体質強化や成長を促す要素から、さらに商品・サービスやマーケティング、人材といった経営資源を作り上げていくことになる。ここに企業側の経営力や的確な戦略が加われば、ブランドの波及効果は好循環を生み出し成長を加速することができる。なお、同社ではブランドの波及まではブランド事業、ブランド波及後の好循環を促すのがデジタルマーケティング事業となっており、ブランドの波及が速くスムーズに進むようデジタルシフトも支援している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
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