市場のECBの金利見通しは妥当との指摘=NY為替

著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/10/15 00:49
 きょうも為替市場はドル高が優勢となる中、ユーロドルは1.09ドル割れを再び試す動きが見られている。テクニカル的にも下向きの動きが強まっており、100日線を割り込んで、本日1.0875ドル付近に来ている200日線をターゲットに入れそうな雰囲気となっている。

 今週は17日木曜日にECB理事会が予定されており、市場は0.25%ポイントの利下げを確実視している状況。一部からは、市場が織り込んでいる金利設定は妥当との指摘が出ている。短期金融市場は今週の0.25%ポイントの利下げのほか、12月の追加利下げも織り込んでおり、その可能性は高いという。市場は来年の下半期に2.00%前後でターミナルレート(最終到達点)に達すると見ており、これは中立金利に対する自身の予想とも一致するという。

 一方、根強いサービスインフレの上昇圧力により、域内のインフレが依然高いことを踏まえ、当面の金融政策は引き締めぎみの状態が続くと予想しており、適切な中立金利に関する議論は来年以降に持ち越される可能性が高いとも述べた。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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