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ハウテレビジョンのニュース
■ハウテレビジョン<7064>の事業概要
(3) 独自のユーザーストック型プラットフォーム
独自の集客エンジンとユーザー滞留の仕組みにより、グローバルプロフェッショナルがアクティブな状態で蓄積されていく独自のユーザーストック型プラットフォームである。新卒サービス「外資就活ドットコム」と中途サービス「Liiga」がキャリアプラットフォームとして連動しているため、新卒サービス「外資就活ドットコム」の会員(大学生)は就職活動を終えて卒業・就職すると一旦退会するが、退会した後もさらなるキャリアアップを目指して中途サービス「Liiga」の会員(社会人)に移行して継続利用することが多い。したがって中途サービス「Liiga」の会員数が累積的に積み上がっていく好循環のプラットフォームである。新卒サービス「外資就活ドットコム」登録会員出身以外に対する認知度も向上し、中途サービス「Liiga」登録会員数は急速に増加している。
なお集客(会員募集)面では、各大学での先輩から後輩への助言や、友人同士のクチコミ・SNSなどをきっかけに登録する学生・若手社会人が大半を占めている。このため広告宣伝費を低く抑えられることも特徴・強みである。
3. 主要KPI
キャリアプラットフォーム(新卒サービス「外資就活ドットコム」と中途サービス「Liiga」の合計)の累積取引社数と累積会員数の推移(2012年1月~2022年1月)は以下のとおりである。2022年1月時点で累積取引社数は708社、累積会員数は380,520人となった。
新卒サービス「外資就活ドットコム」の累積送客数(掲載型商品)と累積スカウト承諾数(配信型商品)の推移(2018年1月~2022年1月)の推移は以下のとおりである。2022年1月時点で累積送客数は1,899,594人、累積スカウト承諾数は16,546人となった。ピンポイントで選りすぐりの候補者にのみアプローチしたい企業需要に対して、2021年10月にリリースした「理系スカウト」をはじめとするダイレクト・リクルーティング・サービスも寄与して、スカウト承諾数が急増している。
中途サービス「Liiga」の累積スカウト送付数と累積マッチング数の推移(2016年4月~2022年1月)は以下のとおりである。2022年1月時点で累積スカウト数は701,795回、累積マッチング数は47,688回となった。会員及び採用企業・転職エージェントによる利用拡大でスカウト送付数が増加し、その結果としてマッチング数も順調に増加している。
4. 新サービス
ビジネスドメインの拡大や収益源の多様化に向けて、BtoCサービスとしての会員向け有料講座サービス、CtoCサービスとしての知見共有プラットフォーム「Mond(β版)」、スキルシェアリングプラットフォーム「Liiga Marché」などの新サービスを順次立ち上げている。当面は会員数の拡大やサービスの機能拡充(スカウト機能強化など)に注力しながら、新サービスのマネタイズを検討する方針だ。
独自のポジショニングを確立して競合リスク軽減
5. リスク要因・収益特性
人材ビジネス関連市場では一般的に、景気変動による雇用情勢の変化、競合、法的規制などが収益に影響を与えるリスク要因となる。
優秀な人材に対する企業の採用意欲が高いため、人材ビジネス関連は派遣や請負も含めると市場規模が大きい。ただし就活・転職・人材紹介サービス関連に限定しても競合企業が多い。
こうした事業環境に対して、同社は前述のように、ターゲット層をハイクラス学生・若手社会人とハイクラス企業に特化することで、独自性が強く高付加価値なリクルーティング・メディアとしてのポジショニングを確立し、一般的な就活・転職・人材紹介サービス企業との違いを明確にしている。ハイクラス人材を求めるハイクラス企業の採用意欲は景気悪化場面でも強く、ハイクラス分野のため競合が少ないという優位性がある。また収益の柱が人材紹介に伴う成功報酬ではなく、広告収入であることも特徴としている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
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(3) 独自のユーザーストック型プラットフォーム
独自の集客エンジンとユーザー滞留の仕組みにより、グローバルプロフェッショナルがアクティブな状態で蓄積されていく独自のユーザーストック型プラットフォームである。新卒サービス「外資就活ドットコム」と中途サービス「Liiga」がキャリアプラットフォームとして連動しているため、新卒サービス「外資就活ドットコム」の会員(大学生)は就職活動を終えて卒業・就職すると一旦退会するが、退会した後もさらなるキャリアアップを目指して中途サービス「Liiga」の会員(社会人)に移行して継続利用することが多い。したがって中途サービス「Liiga」の会員数が累積的に積み上がっていく好循環のプラットフォームである。新卒サービス「外資就活ドットコム」登録会員出身以外に対する認知度も向上し、中途サービス「Liiga」登録会員数は急速に増加している。
なお集客(会員募集)面では、各大学での先輩から後輩への助言や、友人同士のクチコミ・SNSなどをきっかけに登録する学生・若手社会人が大半を占めている。このため広告宣伝費を低く抑えられることも特徴・強みである。
3. 主要KPI
キャリアプラットフォーム(新卒サービス「外資就活ドットコム」と中途サービス「Liiga」の合計)の累積取引社数と累積会員数の推移(2012年1月~2022年1月)は以下のとおりである。2022年1月時点で累積取引社数は708社、累積会員数は380,520人となった。
新卒サービス「外資就活ドットコム」の累積送客数(掲載型商品)と累積スカウト承諾数(配信型商品)の推移(2018年1月~2022年1月)の推移は以下のとおりである。2022年1月時点で累積送客数は1,899,594人、累積スカウト承諾数は16,546人となった。ピンポイントで選りすぐりの候補者にのみアプローチしたい企業需要に対して、2021年10月にリリースした「理系スカウト」をはじめとするダイレクト・リクルーティング・サービスも寄与して、スカウト承諾数が急増している。
中途サービス「Liiga」の累積スカウト送付数と累積マッチング数の推移(2016年4月~2022年1月)は以下のとおりである。2022年1月時点で累積スカウト数は701,795回、累積マッチング数は47,688回となった。会員及び採用企業・転職エージェントによる利用拡大でスカウト送付数が増加し、その結果としてマッチング数も順調に増加している。
4. 新サービス
ビジネスドメインの拡大や収益源の多様化に向けて、BtoCサービスとしての会員向け有料講座サービス、CtoCサービスとしての知見共有プラットフォーム「Mond(β版)」、スキルシェアリングプラットフォーム「Liiga Marché」などの新サービスを順次立ち上げている。当面は会員数の拡大やサービスの機能拡充(スカウト機能強化など)に注力しながら、新サービスのマネタイズを検討する方針だ。
独自のポジショニングを確立して競合リスク軽減
5. リスク要因・収益特性
人材ビジネス関連市場では一般的に、景気変動による雇用情勢の変化、競合、法的規制などが収益に影響を与えるリスク要因となる。
優秀な人材に対する企業の採用意欲が高いため、人材ビジネス関連は派遣や請負も含めると市場規模が大きい。ただし就活・転職・人材紹介サービス関連に限定しても競合企業が多い。
こうした事業環境に対して、同社は前述のように、ターゲット層をハイクラス学生・若手社会人とハイクラス企業に特化することで、独自性が強く高付加価値なリクルーティング・メディアとしてのポジショニングを確立し、一般的な就活・転職・人材紹介サービス企業との違いを明確にしている。ハイクラス人材を求めるハイクラス企業の採用意欲は景気悪化場面でも強く、ハイクラス分野のため競合が少ないという優位性がある。また収益の柱が人材紹介に伴う成功報酬ではなく、広告収入であることも特徴としている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
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